若の為なら[炎炎ノ消防隊]

弐拾話 ページ21

「本当にごめんなさい。前を見ていなかったものですから。」


？「いえ大丈夫です。そちらはお怪我はありませんか？」


「はい大丈夫です。ありがとうございます。
」


？「ではこれで」


スタスタ


「なんだろうあの帽子、魚ビートってなんだろう？あっヤバイ早く帰らなきゃ若に怒られちゃう！」


ダダダッ


？「…第七のバッチがついていたな。」


？「火縄中隊長ーー！材料揃いました！」


火縄「なら帰るぞまき。」



スタスタ







「ヤバイ少し暗いや。若怒るかな…んあれって若？」


今わたしは雷門の目の前に立っていた。雷門を潜ろうとしたとき前から若が歩いてきた


…えっなんか怖い


スタスタ


「わっ若？なんか怒ってます？」


おそるおそる近づいてきた紅丸に聞くと


紅丸「おせぇー…ん荷物よこせ持つ」


スクッ


スタスタ


あれ怒ってない？


「わっ若怒らないんですか？遅くなったのに…」


くるっ


紅丸「お前のことだ。ヒナタとヒカゲの土産買おうと思って店に入ったらどれにするか悩んで遅くなったんだろ？」


…何で分かったんだ？


「うっ…」


紅丸「へっお前の事なら何でもお見通しだ。」


「若には敵いませんね！」ニコッ


紅丸「屯所に戻るぞ。紺炉の晩飯用意してる。」


「えっ紺さんが晩御飯を？やった！早く行きましょ若！」


紅丸「分かった分かったガキじゃねぇーんだそんなはしゃぐな。」

たくっこっちの気も知らねぇーでこいつは



スタスタ









屯所の前


「付いたーー！」


ダダダッ


この二つの足音は


ヒカヒナ「「帰ったかAーーー！遅かったな！」」


「ただいまヒナタ、ヒカゲ！ごめんね遅くなって。」


すると後ろから紺炉がやって来た


紺炉「おー今帰ってきたか。おかえりA飯出来てるから食べよう。」


「わーい！紺さんのご飯だ！あっヒカゲヒナタ食べ終わったあとお土産買ってきたから渡すね！」


ヒカヒナ「「本当か！」」


ヒカゲ「若と紺炉なんか何も買ってこないで帰ってきたんだぜ！なーヒナ！」


ヒナタ「そうだぶん殴るぞ！」


紺炉「悪かった！今度からはちゃんと買ってくるから。」


紅丸「へっ」


「ふふっさっご飯だ！食べよう食べようーー！」






スタスタ


みんな「「いただきます！」」


がつがつモグモグゴックン



「ごちそうさまでした。紺さん美味しかったです！」


紺炉「そうかそれは良かった！」


あー紺さんのご飯って本当に美味しい…

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