貧乏女子高生とマフィア〜告白編〜

〜朝からの騒動〜 ページ20

いつも通り朝起きて、弁当を作り、制服に着替え、皿洗いをし、お母さんを見送ったら私が学校へ行く

A｢行ってきます｣

誰もいないけど言ってしまうのは私の癖

ローファーを履いて鍵を閉めて学校へ向かう

学校に到着し、教室の扉を開けた

モブ｢ちょっとA！昨日の人とどんな関係なのよ？！｣

モブ3｢ちゃんと説明しなさいよ！｣

A｢え？！えっと、｣

モブ2｢あの人職業何やってんの？｣

・・・マフィアだなんて言えない

と朝から騒動が起きてしまいました

いつの間にか他の学年やクラスの人が集まった

2年モブ女｢ね！あの人の連絡先教えて！｣

モブ｢名前は何！｣

1年モブ女｢あの人王子様みたいだったよね！｣

1年モブ女2｢ね！｣

・・・逃げたいです

ただでさえ注目されるのが苦手な私にとって地獄です

モブ｢私あの人に恋してしまったわ！｣

モブ2｢え？！めっちゃお似合い｣

モブ｢だからA！連絡先、名前、職業言いなさい！｣

A｢えっと、あの｣

2年モブ女｢早く言って！｣

A｢ご、ごめんなさいー！！｣

モブ｢ちょっと待ちなさいよ！｣

私はトイレへと逃げた

A｢どうしよう・・・｣

あともう少しでHRが始まってしまう

でも

A｢行きたくないな・・・｣

戻ったら何言われるだろうか・・・

何されるだろうか・・・

怖くてたまりません

ﾋﾟﾛﾝ

鞄の中に入っていたスマホを見た

中也┊︎学校頑張れよ！

と一言が送られていた

私は返信をした

A┊︎はい頑張ります！中原さんも頑張って下さい！

と打った

A｢よし！頑張ろう！｣

中原さんから送られた一言で私は勇気が出た

中原さんありがとうございます

私頑張りますね！

たった一言の文で私は勇気をもらい教室へと向かった

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