少しだけ ページ46
天月side
心配していたけど、案外志麻さんの傷は浅くて、家でも治療できるほどだった。
手際のいいセンラさんが、あっという間に治療を終わらせる。
あの後、警察が来て、あの男は逮捕されていった。
｢今日は疲れただろうから、明日事情を聞きに来ますね｣と警察官の方は言い残して去っていった。
警察官って少し怖いイメージがあるけど、しっかりとていてかっこよかったなぁ……
あ、歌詞さんが一番だよ？
センラ｢なに百面相しとるん？w｣
天月｢いや……今日は疲れたなぁって｣
センラ｢…まだまだこれからやろ？｣
志麻｢え！？何！？！！ゲームするん？！俺も混ぜてや！！！！｣
センラ｢……混ぜてほしいんか？｣
楽しかった雰囲気はどこへやら。
センラさんの目が変わったのがわかった。
獣のような目。
見ていていい、と言われたからには、できるだけ存在感を消して凝視する。
志麻｢せっ、センラ…さん？｣
センラ｢志麻くん……｣
志麻｢ひゃぁｯ……｣
センラさんは吐息多めの声で、志麻さんの耳に話しかける。
そのあとも何か言っていたけれど、僕のいる所までは届かなかった。
(尺の問題で略)
寝室に移動した。
志麻さんもセンラさんもまだ服は脱いでない。
キスと囁きと軽いボディタッチだけ。
それだけなのに、そこら辺の大人なビデオより遥かに大人で。
センラ｢志麻くん……？これだけでイきそうなんか…？｣
志麻｢まだ、余裕、あるし……んｯ｣
センラ｢じゃあまだ脱がなくてええな……｣
僕はいい子なんで、ヌルヌルする謎の透明な液体と何に使うかわからない、メーカーによって薄さとか色が違う箱(6枚入り)を持ってきた。
ちゃんとセンラさんから見えるように、ベッドの横のチェストに置いた。
その時、口パクで
｢ありがとう｣
と言ったセンラさんがあまりにも色っぽくて。
少しだけ
少しだけだよ
本当に少しだけ
志麻さんに嫉妬したんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 143人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
病兎 - 初コメ失礼します。うらさかのお話でつい涙してしまいました…！文才能力かなり高めで羨ましいです…！ (2020年3月29日 16時) (
レス) id: 81c02beb40 (このIDを非表示/違反報告)
病兎 - 初コメ失礼します。うらさかのお話でつい涙してしまいました…！文才能力かなり高めで羨ましいです…！ (2020年3月29日 16時) (レス) id: 81c02beb40 (このIDを非表示/違反報告)
ウミノ - お久しぶりです！志麻くんのファンサ…もらいたい…!!!!春ツ行けなーい…愛に行きたいよ〜… (2020年1月16日 3時) (レス) id: c7a9763e5d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき*°。 - やっぱり東京とか交通網が多いところの方がみんな行きやすいからってことなんでしょうかね…？(そんなことないけど) 自分の友はホテル予約とって泊まったりしてますし…← (2020年1月15日 11時) (レス) id: fedae61aad (このIDを非表示/違反報告)
ゆき*°。 - お久しぶりです！ファンサおめでとうございます！うらやましい…。実は私のところ春ツ来るんですが行けないんですよね()こっちは今友達がなんとかひきフェスドームチケットとろうとしてます。((交通費)) そうですよね、北海道ですもんね… (2020年1月15日 11時) (レス) id: fedae61aad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彗涙 | 作成日時：2019年4月27日 13時
