ナイフはあかんやろ…… ページ43
志麻side
天月くんからL○NEが入って俺らはすぐに天月くんの家に向かった。
天月くんの家の前に、あからさまに怪しい人が立っていた。
息遣いは荒くて、今、ドアを殴り始めた。
センラさんの方を見ると、天月くんにメッセージを送っていたみたいだった。
警察呼んでおいて
それを天月くんに送った後、センラさんは俺の方を見た。
センラ｢志麻くん｣
志麻｢なんや？｣
センラ｢うらたんに怒られる覚悟はできとるか？｣
志麻｢もちろんできてない｣
センラ｢奇遇やな。センラもできてないんですわ｣
志麻｢まぁ、天月くんを守るためやと思って……な？｣
センラ｢…………そやな。行くで｣
志麻｢おう｣
配達員を装った男の肩を俺は叩く。
予想とは外れて、案外すんなり振り向いた。
ただ、荒い息と鬼気迫る表情から、配達員ではないことが容易に想像できた。
志麻｢おにーさん。ちょっとええかな？｣
男｢……なんですか｣
センラ｢お兄さん、郵便さんですか？｣
男｢…………そうですけど｣
センラ｢なんで荷物持っとらんのかなぁ思って声掛けたんですけど｣
志麻｢さっきも扉殴ってましたよね？ここ、俺らの友達の家なんですけど、なんか用っすか？｣
男｢…お前らに何がわかんだよ｣
静かにそう呟いた男は、ポケットからサバイバルナイフを取り出した。
男｢俺はあの男……天宮翔太(天月さんです((()に人生を狂わされたんだよ｣
センラ｢いや、意味わからんのやけど？｣
志麻｢だからってなんでここまでするかねぇ…｣
男｢うるせぇな。あいつよりも先に処理してやるよ｣
イキリかよウケるwwwwwwwwwww
ってなんか俺の方向かって来てね？
いやマジかよwwwwwwwww
少し左に避けて足をかける。
男は俺の足に引っかかって転ぶ。
その拍子で手から離れたナイフをセンラさんが奪う。
あ、なんか足切れたっぽいな。痛いぞ？
センラ｢志麻くん……足切れとるよ………｣
志麻｢やっぱり？痛いなぁって思ったわ｣
センラ｢志麻くん、ちょっとだけ後ろ向いて耳塞いでてな？｣
志麻｢？……わかった｣
後ろを向いて耳を塞ぐふりをする。
大体想像はついてるけどな。
センラ｢おいお前。どこのどいつか知らんけどなぁ？なに志麻くんに怪我させてんねんこの(放送出来ない用語)｣
人が人を殴る音と人のうめき声が聞こえる。
あらぁ……ご愁傷さまです。
……そろそろ警察来てもいいんちゃうか？
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病兎 - 初コメ失礼します。うらさかのお話でつい涙してしまいました…！文才能力かなり高めで羨ましいです…！ (2020年3月29日 16時) (
レス) id: 81c02beb40 (このIDを非表示/違反報告)
病兎 - 初コメ失礼します。うらさかのお話でつい涙してしまいました…！文才能力かなり高めで羨ましいです…！ (2020年3月29日 16時) (レス) id: 81c02beb40 (このIDを非表示/違反報告)
ウミノ - お久しぶりです！志麻くんのファンサ…もらいたい…!!!!春ツ行けなーい…愛に行きたいよ〜… (2020年1月16日 3時) (レス) id: c7a9763e5d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき*°。 - やっぱり東京とか交通網が多いところの方がみんな行きやすいからってことなんでしょうかね…？(そんなことないけど) 自分の友はホテル予約とって泊まったりしてますし…← (2020年1月15日 11時) (レス) id: fedae61aad (このIDを非表示/違反報告)
ゆき*°。 - お久しぶりです！ファンサおめでとうございます！うらやましい…。実は私のところ春ツ来るんですが行けないんですよね()こっちは今友達がなんとかひきフェスドームチケットとろうとしてます。((交通費)) そうですよね、北海道ですもんね… (2020年1月15日 11時) (レス) id: fedae61aad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗涙 | 作成日時：2019年4月27日 13時
