54話。 2年前 ページ8
りょうside
頭から離れない梨瑛の泣き顔
無理やり引き剥がしてここまで来たけど、俺だって正直梨瑛と離れるのは辛い
絶対離さないって決めたのに…。
理由はどうであれ、梨瑛を…っ、
自分の無力差と何も出来ない悔しさに拳に力が入る
てつやの通報で警察の人が一旦この場を収めた
ストーカーは女性らしく、本人曰く”てつやの恋人”らしい
て「……俺、あんな人…知らないよ…?」
今にも零れ落ちそうな涙。相当怖かったのだろうこんなてつやは初めて見る
こんな状況に絶対梨瑛は連れてこれない
虫「…てっちゃん、実家に帰ろう。今ここは危険だよ」
と「…俺もそう思う。」
心配の目を向ける虫さんと怒りを露わにするとしみつ。俺も虫さんの意見に賛成だ。
けれど、てつやは首を振ったんだ
て「今ここで俺が実家に帰ったら…、実家もバレて、家族に迷惑とか、怖い思いとか…かけるんじゃないかな…。」
て「…あのストーカーが、もうここに来ないって言う保証もないし、さっきだって厳重注意受けてたじゃん?…だから大丈夫だよっ、」
家族を、俺達を守る為に自分の気持ちを押し殺すてつや。お前何処まで優しいんだよ
それからの俺達は出来るだけ一人で居ないように生活した
撮影でも笑顔で、何事もなかったように…
けれど、ひとつだけ俺も涙を流す事があった
”あれから梨瑛ちゃん、毎日泣いてるわよ”
”お父さんはいつ帰ってくるの?…って聞かれたの”
”玄関から離れないの”
今の俺は娘に顔向け出来ない_
284人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
悠羽(プロフ) - お話は好きなのですが名前変換出来てませんし、名前 って言いたいんだろうなって所で名前変換がされてるのでとても読みづらいです、 (2019年8月15日 19時) (レス) id: a2c68b5dfb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らふら | 作成日時:2019年2月20日 17時