52話。 2年前 ページ6
Noside
いつも通りの日常。
梨瑛とりょうは青空の下、車を走らせた
一人でも開けられるようになったてつやの家のドア
靴を脱いできちんと揃え、リビングに繋がる扉を開けると
『…しゅーごー!!!』
なんともまぁ、ばかデカい声を出した
なんだなんだと集まってくるメンバー。
ムスッとした梨瑛の隣にはニヤニヤと笑いを堪えられないりょうが居た
虫「おはよう梨瑛ちゃん、どうしたの?」
と「いきなり集合とか声かかると、なんか部活みたいだな、」
虫「…何言ってんの、」
全員が集まったことが確認出来ると何故か静寂が訪れた
「「「……?」」」
梨瑛はりょうの手を引っ張った
りょうが屈むと耳に小さな手が重なった
『…なんていうんだっけ?』
そんな、ド忘れな娘に笑いながらも梨瑛の耳にそっと手を当てて
り「全員、正座しなさいって言うの」
『うん!』
悪知恵を教えた
状況が理解出来てないメンバーの方へ振り返ると又もやムスッとした顔で声をあげた
『ぜーいん!せーざ!しん!!』
て「は?」
ゆ「せーざ…?」
『せーざ!てぃつやしゃんも、とぉしいつしゃんも、ゆーさんも、むししゃんも、ゆもまゆさんも!』
こんな六歳児の言うことなんて誰が聞くかと思うが、ここのグループでは何故か聞いてしまう
六歳児の命令に成人男性五人は素直に正座になった
すると、梨瑛がチラシを配り始める
し「Autumn dance festival…?」
り「無駄に発音いいな…笑」
『あのね、梨瑛ね、おどるからね、きてね、?』
一人一人手渡されたチラシにはfestivalの情報がのっていた
梨瑛のクラスであろう、シルエットを梨瑛は懸命に指を指す
虫「勿論行くけど…。なんで僕達正座させられてるの?」
『?ぉとーさがいったの』
虫「りょうくん…?」
全員の視線がりょうに集まる。
にこっと笑ったりょうは
り「あ、唯俺が見たかっただけ。皆の正座姿、笑」
「「「てめぇ!!!」」」
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悠羽(プロフ) - お話は好きなのですが名前変換出来てませんし、名前 って言いたいんだろうなって所で名前変換がされてるのでとても読みづらいです、 (2019年8月15日 19時) (レス) id: a2c68b5dfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らふら | 作成日時:2019年2月20日 17時