色好き娘。いっぱい好きだよ。 【りょう】

80話。 1年前 ページ34

てつやside

九月になり、梨瑛の小学校でも二学期が始まった
それでも俺達東海オンエアは日にちとか関係なく動画を撮る。今日はあの日本のYouTube界で英語と言えば…の人達とコラボ(梨瑛が会いたがってる人達でもある)

小学校から帰ってきた梨瑛は部屋に入るなり固まってしまった

『……ぇっ？』

ジ「あ、帰ってきた〜」

て「おかえり。そんなとこつっ立ってないでこっちおいで」


口をあんぐりと開けたまま俺の隣に座ると直ぐにお辞儀した。礼儀なってんな、

『…こんにちは。』

み「思ってたよりちっちゃいんな。…てかそんなかしこまんなくて良いよ」

ジ「俺達梨瑛に会いたかったんだよー？」

優しく梨瑛を招き入れる三人に梨瑛も自然と笑顔になる。ジローの脚の中に入った梨瑛はにこにことカリブラの動画の話をしたり、何故か近状報告をしていた

カリブラもカリブラでにこにこと梨瑛の話を聞いていた。…なんか、カリブラに梨瑛取られた気分。


み「Your group is the best.…repeat？」

『…？ゆあ、ぐゆーぷ、べすと？』

ジ「I love you.……repeat？」

『あいらぶ、ゆー？』


こらこらこら！何ちゃっかり教えてんじゃ！
貴方が大好きとか教えてんじゃねぇ！！


虫「Do not fuck strange things! !」

そーだそーだ！何言ってるかわかんないけど虫さん言ってやれ！！
俺達が多分英語で言い合いしているとさりげなくジローは梨瑛をホールドする。りょうに怒られても知らんからな！！


『じろーさん？あめりか、いっしょに、いこね？』

ジ「おっ？まじ？いつでも連れてってやるよ。」

『あめりか、どこにあるのかな？』

ジ「海を渡るからなぁ…」

『いっぱいはしれば、あめりか、いけるかな？』

「「「……。」」」


ぶっ飛んだ発想の梨瑛。流石よ。笑
ジローとくっ付いても梨瑛はちっちゃく見える。あ、そう言えばね今の梨瑛の発言で思い出した


て「この前の運動会の練習で梨瑛かけっこ学年一位になったんだよねー？」

『うん！せんせーに、ほめられちゃったっ！』

「「「…すげー…」」」


ジローが梨瑛の頭を撫でると猫みたいな顔になる
…だからさぁ！なんで俺にはそんな顔してくれないのぉ！！！

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