笑う娘。パパそっくりだろ。【りょう】

206話。 数ヶ月前 ページ31

Noside

虫「絶対に100点を取ってください。それでは、はじめ！！」

５点×20問の一年生テスト
四人は一斉にプリントを返すと普段ならカンニング行為を見なされるものを最初からおっぱじめた


ゆ「普通に苗字書いちゃった」

て「フルネームで書いてる」


テスト中、私語厳禁である。


学生時代を思い出し盛り上がる四人。

問題に少しばかり恐怖心を持つてつや。
たまにフリーズするとしみつ。
そんなとしみつに恐怖心を覚える虫眼鏡。


虫「因みに、このテストを梨瑛ちゃんに解かせた所、満点でした。まぁ、一年生の問題ですからね」

て「えー、まじか」

虫「そんな訳でりょうくんは当たり前に満点ですよね？なんたって父親ですから」

り「え！いきなりプレッシャー過ぎん？」


＿＿＿


テストを終えて、学生なら誰しもがやる謎の”正答わからないのにみんなで答え合わせ”が始まる


ゆ「おはじきでしょ？」

と「おはじき。あれまじわかんなかった」


どうやら、大人になると”とる”と言う言葉が足すのか引くのか少々曖昧になってしまうらしい
こわいこわい！！とはしゃぎ出す四人の元に(元)教員が戻ってきた


虫「百点、一人です…！」


衝撃的な結果にペンがぽろぽろと落ちてしまうほど

先生からの雷も落ち、


虫「百点の方、りょうくんです。」


進行形で小学生に勉強を教えているだけあって本人はまぁ、と落ち着いた様子だった


虫「もうお前ら梨瑛ちゃんに勉強教えるとか二度とすんな！？逆に教えてもらえよ、まじ何やってんの？」


企画は倒れ、

てつや、としみつ、ゆめまるはりょうに土下座。
二年生の問題へと前途真っ暗で四人はペンを持った


虫「二年生のテスト、これも梨瑛ちゃんは満点です。予習として、僕が今のところ三年生まで教えているので梨瑛ちゃんは三年生のテストまでやりました。」

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