すれ違い ＊冨岡義勇 （青魔導師(氷)さんリクエスト） ページ38
彼は気づかない。
〜〜〜
『あら、義勇さん。こんにちは』
義「ああ…」
彼女の名前はA。
俺の屋敷の近くの甘味処で働いている。
彼女の和菓子はどれも美味しく、評判もいい。彼女自体が人柄がいいのでいろんな人から親しまれている。
俺と彼女はたわいもない会話をしていると、ふと彼女が言い出した
『そういえば、義勇さん。私あなたに渡したいものがあるですよ。』
そういって取り出したのは美しい花が描かれた絵だった。
端っこり小さな字で�爛螢淵螢↓瓩判颪�れていた。
彼女は絵が上手い。時々俺に見せてくれる。彼女はよく藤の花を描いていた。
義「…綺麗だ」
『ふふ、ありがとうございます。どうしてもあなたにあげたくて。
リナリアって知っていますか？別名で姫金魚草っていうんですよ。金魚草よりも小柄で可愛らしいんですよ。』
義「そうなのか？初めて聞いた名だ。
Aはこの花が好きなのか？」
『…そうですね、好きですよ…。』
彼女はぎこちなさそうに返事をする。
この質問はまずかったのか？
それが分からぬまま、俺は店を後にした。
〜〜〜
私にはすきな人がいる。
義勇さんという最近私の店に訪れてくれる人だ。
彼は無口だけど、私の話を色々聞いてくれたり、私が描いた絵を褒めてくれる。
私はそれに自然と惚れていたのだ。
でも彼は鈍感だから気づいてないんだろうなぁ。私があなたのことがすきだなんて。
今日も彼はきてくれた。
『あら、義勇さん。こんにちは』
義「ああ…」
いつものあいさつを交わす。
ぎこちない返事だけど、私はそんな彼もすきだ。
そういえばと私は彼にこの前描いた絵を渡す。
綺麗だとは言ってくれたものの、本質を分かってないよう…。。
義「そうなのか？初めて聞いた名だ。
Aはこの花が好きなのか？」
『…そうですね、好きですよ…。』
空回りしちゃった…。
気づいてなんてくれないよね。
彼はお店からでる。
私はその背中を悲しく見守っていた。
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廣岡唯 - 実弥)お前ぇかがや様だろ (2023年3月25日 15時) (
レス) @page50 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - 伊黒さん可愛すぎる！！！！ (2020年2月2日 2時) (レス) id: b575dccd32 (このIDを非表示/違反報告)
水色狐 - うぶやしきかがやお願いします！ (2020年1月12日 20時) (レス) id: cb32d2e890 (このIDを非表示/違反報告)
蒼凪(プロフ) - 夜桜さん» リクエストありがとうございます！了解しました！！続編の参の方で書かせていただきますね！ (2019年12月31日 12時) (レス) id: 963e646612 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - リクエストなんですけど宇髄さんとむいくんに夢主の事を取り合いしてほしいですっ！！ (2019年12月27日 23時) (レス) id: a0e3ff0220 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼凪 x他1人 | 作成日時：2019年8月9日 22時
