続き ページ22
当日。
〜〜〜
私はこの前もらったりぼんで髪を結んで、約束の場所へ向かった。
『ごめん！待った？？』
無「ううん、待ってないよ。行こう？」
無一郎くんはすっと長い裾から手を出てきた。
『///うん！』
私は伸ばされた手を掴み、手を繋ぎながら目的地に行った。
「(Aの手、ちっちゃいな。白くて柔らかい。
怪我はしてないみたいだけど、Aはよく無理するからなぁ…僕が守らなきゃ)」
〜〜
無「ここ」
『わぁぁ…！！』
そのは一面に紫のスミレのお花畑だった。
遠くを見てみても果てしなく続く限りのない花畑に私は息を呑んだ。
紫1色で埋め尽くされたそのお花畑は美しく、清楚で上品であった。
『…きれい』
圧倒され、私は言葉を失っていた。何を話せばいいのか、
言葉は出てこなかった。
ただ、今の感情がぽろっと口からでるだけであったのだ。
無「(Aの横顔綺麗だなぁ。スミレとぴったりだ。喜んでくれてるみたいでよかった。)」
無一郎はスミレではなく、スミレ畑を眺める彼女に見惚れていたのだった…
僕はAの手をとる。
彼女はびっくりしたのか、こちらに顔を向ける。
無「Aにあげたいものがあるの。」
『なになに？？』
僕は懐から小さな箱をだし、彼女にむけ、その箱を開ける。
『わぁ…！』
そのには紫のスミレの簪だった。美しい輝きを放っていた。
高貴で気品のあるその簪は彼女の幼さを優しく包んでくれるような鮮やかな簪であった。
『私に…？？』
無「うん。」
『でも、簪って…』
無「そのままの意味だよ。
僕が君を守れる大人になるまで、待っていてくれないかな？
…
A、これからも僕のそばにいてくれないかな？」
突然だった。
仲は良かったが、私が一方的に好きなのだと思っていた。
私は嬉しくて嬉しくてたまらなかった。
恥ずかしながらも私は首を縦にふった。
『お願いします…』
緊張していた彼の顔がふっと緩み笑顔になっていた。
そして、彼は私を抱きしめながら
無「A、これからは僕が守るよ。ずっと僕のそばにいてね。
…愛してるよ。」
いつもは子供っぽい彼なのに今日はやけに
大人っぽくみえた。
紫のスミレの花言葉
『あなたのことで頭がいっぱい』
＊〜＊〜＊〜＊
藤花さんリクエスト
ありがとうございます！！！
またのリクエストお待ちしてます(〃´-`〃)
出会い。 ＊時透無一郎 （(* -- : )さんリクエスト）→←君がいい。 ＊時透無一郎 （藤花さんリクエスト）
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廣岡唯 - 実弥)お前ぇかがや様だろ (2023年3月25日 15時) (
レス) @page50 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - 伊黒さん可愛すぎる！！！！ (2020年2月2日 2時) (レス) id: b575dccd32 (このIDを非表示/違反報告)
水色狐 - うぶやしきかがやお願いします！ (2020年1月12日 20時) (レス) id: cb32d2e890 (このIDを非表示/違反報告)
蒼凪(プロフ) - 夜桜さん» リクエストありがとうございます！了解しました！！続編の参の方で書かせていただきますね！ (2019年12月31日 12時) (レス) id: 963e646612 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - リクエストなんですけど宇髄さんとむいくんに夢主の事を取り合いしてほしいですっ！！ (2019年12月27日 23時) (レス) id: a0e3ff0220 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼凪 x他1人 | 作成日時：2019年8月9日 22時
