うちの嫁はかわいい短編集【鬼滅の刃】

大切な。 ＊胡蝶しのぶ （鬼滅大好き少女リクエスト） ページ19

し「Aさん、Aさん。今度私とお出かけしませんか？？」






〜〜〜







『しのぶさんから言うなんてめずらしいですね、何か買いたいものでもあったのでふか？？』





し「ふふ、私Aさんとちょっと遊びたかったの。いつも忙しそうにしてるでしょう？」









私たち柱はいつも忙しい。つねに鬼への警備。緊急任務に備える。


柱が会えるのは半年。しかも必ず会えるとは限らなかった。




私としのぶさんは屋敷が近く、よく一緒にご飯を食べたり、任務に行くほどの仲なのである。




だか、誘うのは私ばかりでしのぶさんから誘うなんてめずらしいなと思った。







し「AさんAさん、あそこ行ってみませんか？？」



そこはアクセサリーや小物といった可愛いものがならべてあるお店だった。



し「私たち任務ばかりで女の子らしいことしてないなと思ったので。」




たしかにそうだ。任務のことになるとそればかりであまり食事もちゃんとしないことも多く、女の子らしいことなんて全く目に入らないのだ。






『ふふ、そうですね！たまにはこういうのいいかもですよね！』





し「やはりAさんは素直で可愛らしいですね。」


『え//しのぶさんだって綺麗ですよ〜〜！』






ふたりでお互いを褒めあっては笑いあった。すごく幸せな時間である。









〜〜

お店に入ってみると、扇子や鏡、簪などさまざまなアクセサリーや小物があった。

どれかかわいいかなとふたりで話していた。




し「これなんでどうです？」




それは花の模様がついた可愛らしい髪留めだった。色は青で私の刀と同じ色だ。




し「Aさんは可愛らしいものが似合いますよ。色はやっぱり青かなぁ。」




これもいいなと楽しそうに選ぶしのぶさん。私のものなのに考えてくれるしのぶさんはやっぱり優しい。




『しのぶさんこれどうです？？』




私が出したのは落ち着いた色のくしだった。




『しのぶさんって女の子らしいこと忙しくて出来てないんじゃないかなと思って。これだと私がといてあげれるなって！』








しのぶさんは目を見開き、ふっと表情を緩めると、目を細め優しそうに私をみる。








し「(Aは本当に可愛い。といてくれるなんて優しいし嬉し言わ！！人を気遣うAはやっぱり素敵ね…！)」









し「ふふ、そうですね。じゃあ私これが欲しいです。」

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