うちの嫁はかわいい短編集【鬼滅の刃】

続き ページ11

どんどん山を登っていくと、

私達はある小屋を見つけた。


________すごい血の匂いだ。



不死川さんは私から手を離した瞬間、すぐに蹴りを入れ、乱暴にドアを開ける。



不「オイオイ、ずいぶん食ったなァ。」


「なんだお前たちは！ここは俺のナワバリだぞ！勝手に入って((不「ｽﾞﾊﾞｯ」くっ」


すかさず不死川さんは刀を鬼の首目がけてふるう。

その速さはとてもはやく私も参戦しようとする…。。。。


「おおお！！若い女の匂いだ！！ふははは！こりゃーごちそうだぜ！！」



ばっと私に手を伸ばす。私はびっくりして体制をくずしかけ、捕まりそうになる。



ｽﾞﾊﾞｯ


「？！」


目にも止まらぬ早さで鬼の腕が切られた。

そこには殺気をこれでもかと出す不死川さんがいた。



不「俺のAに手出すんじゃねぇよ。汚ぇ手で触れていいもんじゃねぇんだよォ。今すぐ死ねェ！」


あっさりと鬼の首が切られた……、はずだったが



「はは！そんな刃が俺に当たるかよ！俺を倒したいならこいつを、避けてみな！」



そこに現れたのは無数の手。
あの鬼の血鬼術だろう。

私ら避けつつ、切りつつ相手の攻撃をかわしていた。


『雨の呼吸 霖雨ノ燈』


連続で刀を振るう。次々と手は切られていく。だが

『くっ…』


後ろからの攻撃に避けきれず、私は捕まってしまう。無数の手が私を囲み、身動きがとれなくなってしまった。



不「A！！、…調子乗ってんじゃねェぞ雑魚がァ。」


「なっ、お前なぜ俺の後ろに？！いつからいたんだ！！！はやく血鬼術を…」



不「させねェよ、わざわざAがお前を引きつけてんだからなァ。」


ザシュッと鬼の首を切る。



「くそう…なんで…なんで俺が…こんなヤツらに…」



血鬼術が消えると私は床に落ちかけた。

ふわっと浮遊感がする。



不「大丈夫かァ？怪我はねェか？」



そっと優しく頭を撫でてくれる不死川さん。
怪我はないと伝えると表情がゆるんだ。



『不死川さん…ごめんなさい…、、捕まっちゃって…』


不「気にすんなよ、お前が囮になってくれたおかげで倒すとことが出来たんだからなァ。」



ありがとなとまた私の頭を撫でる。

不死川さんは優しい。みんなの前では怖いけど私の前だとすごく優しい。


不「はやく帰ろーぜェ。Aのおはぎが食いてェな。」



『わかった！いっぱい作るね！！』


帰りも手を繋いで帰りましたとさ。





________________________

次回これの後日談です|ω･)

後日談（続き）→←彼女の前では。 ＊不死川実弥 (ムムチーさんリクエスト)

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