鬼殺隊最強の少女は前世の記憶あり？！壱

参拾壱 ページ45

突如現れた暗闇。


私だけかと思い呼吸を使おうとした。


だが使えなかった。



木兎「おいおい、何だよこれ！」


赤葦「木兎さん煩いですよ」


黒尾「何がどうなってんだ？」


夜久「俺たち焼肉食べてたよな？」


月島「ていうか、ここ何処？」


澤村「分からない」


何人かが血鬼術に巻き込まれてしまったようだ。


内心舌打ちしながらも、急いで電話をかける。


『しのぶ？ごめんなさい。鬼による血鬼術により、バレー部員数名が私と共に血鬼術の中に閉じ込められてしまった』


しのぶ「分かりました。外の方は鬼はいませんね。
怪我をさせないように戦ってください」


『ありがとう』


そう言って電話を切る。


そして暗闇から一気に明るくなった。


目の前に現れたのは、9つの頭と首を持つ鬼。


鬼「何ダァ？うまそうなやつばかりだなぁ？」


鬼「こいつらは俺の獲物だ！」


鬼「何だと？俺様の獲物だ！」


と目の前で言い争いをしている。


正直言ってさっさと終わらせたい。


『皆さん、その場から動かないでください。
鬼に食べられるかもしれませんから』


その場にいた皆は鬼と言う言葉に驚きを隠さなかった。

いや、隠せなかった。

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