鬼殺隊最強の少女は前世の記憶あり？！壱

捌 ページ23

帰ろうとした時腕を掴まれた。


『何の御用でしょうか？西谷さん』


西谷「いや…その…」


『用事が無いのであれば、手を離してください。
早く帰らねばならないので』


西谷「バ………」


『ば？…』


西谷「バレー部の…マネージャーやらないか？。
その…今日…転入してきて…部活…入ってないだろ？」


『バレー？』


私が口にするとチャイムが鳴った。


キーンコーンカーンコーン。


このチャイムは部活動開始の合図のチャイムだ。



西谷「その…一緒に…きてくれ！」


私は彼の熱烈なお願いにより渋々受け入れる事にした。


『分かりました。見学だけですからね？』


西谷「ああ！じゃあ行こう！」


そう言って走り出した。


私は後を追い、しばらく走ると大きな扉が目に入った。


『(ここが体育館。蜜璃ちゃんがいつも訓練をしている所)』


西谷「バレー部マネージャーの見学者を連れてきました！」


そう言って扉を開け、大声で言えば皆が一斉にこちらを見る。


できればあまり注目を浴びたく無い。


ええい！仕方ない！見学だけして帰ろう。


うん。それがいい。


『バレー部の見学に来ました。
私の事は空気かなんかだと思ってもらって構いません。練習を止めてしまい申し訳ありません。
練習再開してください』


そう言って体育館の隅っこに移動した。

玖→←漆

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