幸せ以上に大切だった�� ページ15
．
後日、彼女が亡くなったとAの兄であるアーサー王から聞いた。
アーサー王の話によるとあの後Aは婚約を断り、その後事故で亡くなったらしい。
アーサ「･･･････マーガレット姫、これを･･･････」
Aの葬儀が終わり、墓の前で立ち尽くしていた私にアーサー王は小さな紫色の箱を渡してくる。
その箱は所々潰れてしまっていて、でも、どこか暖かい雰囲気があった。
アーサ「Aには言わないでほしいって頼まれたんですが･･･････実は･･･････」
アーサー王から聞いた事実に私はギルの腕の中で泣いてしまった。
ギルも目に涙をためている。
アーサーＳiｄn
リオネスから帰ってきた妹の様子がどこかおかしい。
昔からの友人に会ってくる、そう言って出ていった時はとても嬉しそうにしていたのだが戻ってきた時には悲しそうな顔に変わっていた。
A「はぁ」
アーサ「どうしたの、A？」
A「あ、お兄様。ううん、何でもない･･･････」
何でもないわけがない。
Aは昔から顔に出やすいのだ。
アーサ「何かあった？」
A「･･･････やっぱりわかっちゃう？」
アーサ「何があったの？」
悲しそうな顔をする妹をほっとけなくて、私はそう言った。
A「実はね、マーガレットを怒らせちゃったみたいで･･･････」
アーサ「怒らせた？」
A「うん。結婚することを二人に早く知ってほしくって･･･････それで色々言っちゃったの。そしたらマーガレットが･･･････“ずっと一緒だよって約束したのに”って･･･････。私、最低だよね。」
泣きそうな顔で話す妹に何かしてあげられないか、そう考えたときにすぐ思い付いたのがプレゼントを渡すことだ。
アーサ「ならお詫びも込めてプレゼントを渡したらどうかな？」
A「プレゼント？」
アーサ「うん、その人が笑顔になれるようなプレゼントを贈れば、きっと仲直りできるよ！」
A「笑顔･････そうだ！」
Aは何かを思い立ったのか、元気よく椅子から立ち上がると満面の笑みで私を見る。
A「ありがとう、お兄様！私、決めた！」
アーサ「？」
Aは少し出掛けてくる、そう言って扉を開け出ていった。
私はこの後、止めなかった自分に後悔することになる。
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あずきいろ
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西 - この方角に福があるはずです
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妖精族
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Ｍ・Ｍっち - そふぃ。さん» マヤさん！お久しぶりですね！もちろん覚えていますよ！ (2019年11月29日 22時) (
レス) id: 7772235594 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ・Ｍっち - ゆっくりにゃにゃさん» 了解しました！いつもリクエストありがとうございます！遅くなるかもしれませんが、多目に見てくださるとありがたいです (2019年11月29日 22時) (レス) id: 7772235594 (このIDを非表示/違反報告)
そふぃ。 - 覚えてるかな？マヤです。 (2019年11月29日 15時) (レス) id: 261bdb2ea0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりにゃにゃ(プロフ) - 次はサリエルのヤンデレお願いします (2019年11月27日 18時) (レス) id: 485aa4fb5c (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりにゃにゃ(プロフ) - 採用されただけでも嬉しくて泣いちゃいます (2019年11月27日 16時) (レス) id: 485aa4fb5c (このIDを非表示/違反報告)
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