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akt「……そんな不安な顔しないで。安心しなさい、暴力は無かったわ」
『!!や、やっぱり……!良かったぁ……』
ニカッといつものあくたっちゃんの笑顔を見てほっと胸を撫で下ろした。そうだよね、私の大切なお友達に暴力を振るうような人達じゃないもん。不良だけれど、きっとそこ辺りは理解してくれている。
……あれ?
『あくたっちゃん、それで………呼び出されたのって、我々組と喋ったことを報告したかったから?』
akt「それもあるわね。でも本命はこっちよA」
本命と言われて顔を傾げた。
あくたっちゃんは優しく笑みを浮かべるとぽつぽつと私に詳細を語っていく。その内容を頭に入れようと静かに構えた。
akt「しょーじきね!ぶっちゃけ言えば私、はじめから我々組のこと警戒してたのよ!」
『!!?』
突然のカミングアウトに口がぽかんと開いた。
勢いをつけたあくたっちゃんはブレーキで止まることを知らずに、エンジン全開でぺらぺら舌を動かした。
akt「でもね!いざ喋ってみたら案外悪いヤツじゃなかったのよ!アンタのことが好きだって、愛してる気持ちがよく伝わってきたの。余計なお世話かもしれないけれど、幼馴染としてずっと心配してた。でも、大丈夫だった。」
『!……伝えたかったことって、もしかして……我々組は良い人だったよってこと?』
akt「え?違うわよ?」
『え?』
良い感じで終われそうなところをズバッと切り捨てられた。あくたっちゃんはきょとんとした表情で、私が言いたかったのはこっち!と本題にうつり出した。え?と困惑が隠せない。
akt「ごめんなさいね、私その場のノリでアンタの秘密とか写真とか全部言っちゃったし見せちゃったわ」
『ッエ』
akt「芥川の姉貴呼びが嬉しくてつい」
『…………』
何も言えなかった。思っていたこととは真反対斜め上の伝えたかったことに私は黙ることしか出来なかった。私の秘密とかバラしたって……え?そんなことある?
akt「あ、あと、我々組はこんなこと言ってたわよ」
『え?』
akt「最近Aが構ってくれなくて寂しいって」
『ッエ"""!!!?!?!?』
そのあくたっちゃんの台詞にこれ以上が無いほど動揺した。
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みるく - ほんとに好きすぎる!私の性癖にドストライク。もしかして狙ってやってるぐらいにはやばい!これからも楽しみにしています! (4月19日 18時) (レス) id: 88c80694de (このIDを非表示/違反報告)
むぎちゃ。(プロフ) - みるくさん» みるくさんコメントありがとうございます!何回も繰り返して読んでくれて嬉しいです😭💖私もお風呂の時の3年生はお気に入りで書いていて楽しかった部分のひとつです笑体調に気をつけて頑張ろうと思います!!ありがとうございます🫶 (4月15日 0時) (レス) id: 497a8bd23e (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 神ですか!?もうほんとに何回も繰り返して見ています!特にお風呂の時の3年が好きです!体調に気をつけてください! (4月4日 16時) (レス) id: b48e610df0 (このIDを非表示/違反報告)
むぎちゃ。(プロフ) - wrwrd国民さん» wrwrd国民さんコメントありがとうございます!一日で全部読んだんですか!!?すごい!💖🥰ぎりぎり〜な感じのいちゃらぶでこれからもやっちゃいますよー!笑応援ありがとうございます!!更新がんばります🥰💗 (3月7日 22時) (レス) id: 67d81856a9 (このIDを非表示/違反報告)
wrwrd国民 - 初コメ失礼します!今日一日でこの話全部読みました!もうほんと天才です‼イチャイチャしてるとこなんか腰にゾクゾクって来ちゃいます!僕は変態だから、早く犯しちゃえよ!って感じです笑これからも頑張ってください!応援してます! (2月27日 0時) (レス) @page15 id: 124eaa93ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むぎちゃ。 | 作成日時:2023年11月18日 20時