第4話 ページ5
『ま、妄想は程々にした方が良かったね。』
寝室の扉をゆっくりと開けてみるとキングサイズのベッドの上にスヤスヤと寝息を立てている陣が。
ベッドサイドランプがつけっぱなしだから待っててはくれようとしたんだろうけど寝ちゃったのかな。
まぁ俺はこんなことでしょぼくれたりなんかはしないよ。そんな陣も可愛いと抱きしめてあげたいくらいだ。
我ながら気色悪いとは思うが恋人ってそんなもんだろ?
きっと陣も仕事で疲れてるんだ。リラックスできる時はリラックスさせてやろう。
ベッドの端に腰を掛け、お仕事お疲れ様と思いながら、陣の閉じている瞼にキスをする。
今回の場合、陣の方から俺にやって欲しかったなぁ。
さてと、と立ち上がり今回の仕事の情報の整理をもう少しやってから寝ようかなとリビングへ足を進めようとする。
が、後ろから服がつんっと突っ張る感じがして振り返る。
「今日はやらないのか……?」
表情には全く表れていないが俺の服を摘む手が震えている。
あぁ、これだから俺の恋人は
『そういうの、すっごくずるいと思うよ。』
好きになる要素しかないんだ。
陣をベッドに押し倒し、深いキスを交わす。
口内を舌でかき回すと「ふっ」という声が陣から漏れてくる。
口を離すと普段からは考えられない陣。
目は潤んでおりトロンとしてる。
キスだけでこんなになるのは危ないぞ。
『朝までかかるかも。』
「はっ、好きにしろ。」
そう言いながら俺の首に腕を回し抱き着いてくれる。
よし、即抱き潰そうと思うが仕事は大丈夫なのだろうか。
陣のスケジュール把握しとけばよかったなぁ。
まぁもうここまで来たら最後の最後までやっちゃうけど。
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ふづき - はぁすき… (2022年5月15日 17時) (レス) @page15 id: 3d9c5132e5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - こういう大人同士の恋愛最高です。ありがとうございます。 (2021年6月25日 5時) (レス) id: 60eacbb9ae (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - お元気ですか? (2020年12月23日 3時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 好きです!! (2020年5月2日 17時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - さ、最高……まさに僕の理想がつまった小説さん、、やっと見つけました…!更新、楽しみにしております、! (2019年5月17日 22時) (レス) id: 1036fcd1e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そいち x他1人 | 作成日時:2018年6月15日 21時