第11話 ページ12
『お、これか。』
目が痛くなるので眼鏡をかけ、キーボードをカタカタと個室に響かせ、陣を傷つけた奴らを特定する。
小さい製薬会社のようだ。おそらく、今研究を進めてる薬についての取引だったのだろう。
特定出来たはいいが、どうやって殺すかだ。生憎、俺は銃やライフルで一人一人確実に殺すなんて出来ない。爆弾使うしかないかな……
小さい会社だから社長さん殺せば自然消滅してくれるだろうけど……
「おい」
『うあ、陣。どうしたの。』
「腹減った。」
壁にもたれかかり一言零した陣。
そういえばと思い時計を見てみると正午過ぎ。
結構な時間が経っていた。
やっぱり調べ物をしてると時間が過ぎるのは早い。
眼鏡を外し、うっ、っと伸びをする。
『ごめんごめん、今から作ろうか。寝てていいよ。』
「おい、それ、」
視線がパソコンの方へいく。
『こいつらでしょ、昨日の取引先って。
とりあえず俺が片しとくから。陣は休んでなくちゃダメだぞ。』
「俺がやる。やられっぱなしはゴメンだ。」
『はぁ。陣怪我してるだろ。』
「怪我させられたからやるんだ。」
陣は意外と負けず嫌いだ。小さいころから。
やられたらやり返す精神っていうの?
まぁ、そういうとこも可愛いんだけど、わがままで迷惑かけられても困る。
組織の情報を漏らされても迷惑だから向こうを早急に殺さないと。
「そもそもお前自分の仕事あるだろ。」
『ベルモットには陣の仕事は2週間ほど俺が引き受けるって言ってある。』
よっぽど自分で仕事をしたいのかじとーっとこちらを睨んでくる。
どうしよう凄い可愛い。
『とりあえずご飯食べよ。すぐ出来るから待ってて。』
陣も俺も引くことがなさそうだから一旦昼食に入った。
あぁ、そうだ、バーボンに調べ物頼んどこう。
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ふづき - はぁすき… (2022年5月15日 17時) (レス) @page15 id: 3d9c5132e5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - こういう大人同士の恋愛最高です。ありがとうございます。 (2021年6月25日 5時) (レス) id: 60eacbb9ae (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - お元気ですか? (2020年12月23日 3時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 好きです!! (2020年5月2日 17時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - さ、最高……まさに僕の理想がつまった小説さん、、やっと見つけました…!更新、楽しみにしております、! (2019年5月17日 22時) (レス) id: 1036fcd1e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そいち x他1人 | 作成日時:2018年6月15日 21時