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弐 ページ2
「ぎ、ギリギリセーフ!!!!」
「アウトだ。時透。」
学校の正門を潜り抜けた私は、紙一重で遅刻を免れず、
「痛ーーーい!!!」
私の脳天に、冨岡先生の竹刀が思いっきり、叩きつけられた。
「うぅ…。ひどい……。体罰教師だ……。SNSで拡散されて炎上すればいいんだ……。」
私があまりの痛さに悶えている中、冨岡先生は相変わらずの生気が感じられない、青藍の相貌で、こちらを見下ろしている。
「ぐぅ……。超痛い……。」
私は、叩かれた頭を抱えながら、教室に向かおうと足取りを進めた。
「そういえば、時透。」
黙って教室に行こうとする私を冨岡先生が、呼び止めた。
「なんですか?」
涙目になりながら、返答すると。
「スカートの丈が短い!!!」
冨岡先生の竹刀がまたも、私の脳天を揺らした。
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作者名:湊 | 作成日時:2020年1月11日 13時