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…
「そ、そういえば私急用ができたんだった!お邪魔しちゃってごめんね!」
「A、待って」
適当な言い訳をして帰ろうとすれば腕を掴まれた。
「これ、忘れ物」
そう言って手渡されたのはピンクのロッカーキー。
「あれ?私のだ…ごめん私忘れてったの!?」
「…そっか、やっぱり気付いてなかったんだ」
呆れたように肩をすくめるチシヤの後ろから先程の女性が現れた。
「なあ、あんたがA?」
「どうして私の名前、知ってるんですか…?」
「チシヤがあんたのこと喋りよるから気になっとったんよ」
「そうなの…?」
驚いてチシヤの方を見つめてしまった。
「Aとクイナ、気が合うんじゃないかな」
「自己紹介がまだやったな。うちクイナ。」
よろしく、と人懐こい笑顔と共に手を差し伸べる彼女に気が緩んでしまう。
「Aです。よろしくお願いします!」
「堅苦しい敬語辞めようや。クイナでええで!
あー…もっと話したいところやけど、うちそろそろ行くわ」
2人でゆっくりし!と部屋を出ていったクイナに、まるで嵐みたいな人だなと思った。
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ユウカ(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!チシヤ沼過ぎるしにそう投稿うれしいです!! (2月6日 19時) (レス) @page25 id: d28d804b9b (このIDを非表示/違反報告)
すわろ(プロフ) - ba5m004さん» ありがとうございます😭拙い作品ですが楽しんでお読みいただければ幸いです🥹 (2月6日 19時) (レス) id: 99e4738e40 (このIDを非表示/違反報告)
ba5m004(プロフ) - 今際の国のアリスの夢小説って中々ないので、すごく嬉しいです😊自分は文才ないので💦続き楽しみに待ってます🥰 (1月21日 23時) (レス) id: 7ecd875bc8 (このIDを非表示/違反報告)
すわろ(プロフ) - ユウカさん» ありがとうございます😭チシヤ沼案件すぎますよね😌 (1月6日 12時) (レス) id: 99e4738e40 (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - めっちゃ面白いです👍チシヤくんリアコすがる🥺 (1月5日 1時) (レス) id: d28d804b9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すわろ | 作成日時:2023年12月4日 23時