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…
部屋に入ると、
完全に2人きりの空間に変に緊張してしまう。
「ありがとうございます…
つけられてたなんて私全然気づきませんでした」
チシヤさんが来てくれて助かった。
と思うと同時に怖くなってしまった。
放逸的なこのビーチでも、
プールやバーに行かなければ平穏に暮らせると思っていたのに。
そう簡単にはいかないらしい。
「少し休んで行きなよ」
まだ外にさっきの男がいるかもしれないしね
と話すチシヤさんに甘えて少しお邪魔していくことに。
「それともさっきの続き、して欲しかった？」
「んん!?」
こちらに尋ねてくるチシヤさんはいつもと変わらない表情なのに、動揺する私を見て楽しんでいるようにも見える。
チシヤさんって冗談言う人だったんだ…？？
お陰で部屋に入ってからも落ち着かない。
「ま、取り敢えずそこのソファにでも座りなよ」
立ち話もなんだから、と促されるままソファに座る。
用意して貰ったコーヒーを飲めば、このソファ、フカフカだな〜なんて悠長なことを考えられるまでには回復した。
「そういえばチシヤさん、もう昇進したんですか？」
「気付いてたんだ」
「だってチシヤさんの番号、前見た時より数字が小さくなってる」
皆腕につけている番号付きのロッカーキーは、
ビーチ内での序列を表しているのだろう。
「よく見てるね」
「チシヤさん程ではないですけど」
皮肉を言ったつもりだったが、謙虚だねと言われる始末。
「そろそろAちゃんの部屋に向かおうか」
部屋の外には男はもう居ないらしい。
取り敢えず、今日は何事も無く眠れるといいな。
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ユウカ(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！チシヤ沼過ぎるしにそう投稿うれしいです！！ (2月6日 19時) (
レス) @page25 id: d28d804b9b (このIDを非表示/違反報告)
すわろ(プロフ) - ba5m004さん» ありがとうございます😭拙い作品ですが楽しんでお読みいただければ幸いです🥹 (2月6日 19時) (レス) id: 99e4738e40 (このIDを非表示/違反報告)
ba5m004(プロフ) - 今際の国のアリスの夢小説って中々ないので、すごく嬉しいです😊自分は文才ないので💦続き楽しみに待ってます🥰 (1月21日 23時) (レス) id: 7ecd875bc8 (このIDを非表示/違反報告)
すわろ(プロフ) - ユウカさん» ありがとうございます😭チシヤ沼案件すぎますよね😌 (1月6日 12時) (レス) id: 99e4738e40 (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - めっちゃ面白いです👍チシヤくんリアコすがる🥺 (1月5日 1時) (レス) id: d28d804b9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すわろ | 作成日時：2023年12月4日 23時
