五十三話 ページ8
保健室
ドガンッと勢いよく扉を開ける。グリムが。
保健室にいる人は……あ、いたいた。あのハーツラビュル寮生たち。
『ちわっす、先日はどうも。Aです』
「ああ…寮長に喧嘩売ってたオンボロ寮の」
「オマエらが怪我した様子を詳しく教えるんだゾ」
「なんなんだ、急に…」
意味がわからないといった表情をした彼らだったが、なんだかんだ話してくれた。
「実際、俺にもよくわからなくて……コイツと話しながら歩いてて、気づいたら階段から落ちてたっていうか。」
そんなことあるか？
「うん。躓いたとか滑ったとかそういうカンジじゃなくて。」
「勝手に身体がフワッと前に出たっつーか……うまく説明できねぇけど。」
「ふむふむ。なるほど。」
誰も知らない魔法使ったとか。
教室
「なあ、オマエらが大怪我しかけたっていうヤツらだろ？」
『こんにちは、怪我した時の様子を教えてください』
「いきなりなんなんだい、君たち。」
「彼はマジフト大会に最高のコンディションで出られないことに深く傷ついているんだよ！」
ハーツラビュル寮生はあっさり話してくれたのだが、ポムフィオーレ寮生である彼らは戦いに勝ったら話してあげようとか言ってきた。
学園内で魔法による私闘は禁止なのでは。
手袋を拾いたまえやらなんやら言っていて強いのか……！？と思ったらそうでもなかった。
「ふんっ。やるじゃないか……仕方ない。あの日のことを教えてあげよう。」
「あれは実験室でのことだ。
薬を煮出してる鍋を急に彼が素手で掴んでしまい、教室は騒然さ！
しかも薬をひっくり返して机の上はびしゃびしゃ。僕は本当に驚いたよ！」
「全部君が喋るのかい！？」
『コントかよ』
お大事にとだけ告げて一旦オンボロ寮に戻る。
オンボロ寮
『うーん…確かにポムフィオーレの人とか、不自然な行動ではあるんだけど…決定的な本質がわからないというか……』
「おいーっす。お、何やってんの？」
エース。暇つぶしにでもきたのか。
『実はそれがね……』
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そういえば書いてませんでした
ラギー・ブッチ
★★☆☆☆
言い方悪いけど1番好感度が上がるのは餌付け。
可愛いっていうと怒られる。(半分以上の場合)
BADENDルートでは食よりも主人公に飢えて、無自覚ストーカーとかする系のヤンデレ。
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作者名：サリー | 作成日時：2023年9月7日 7時
