六十五話 ページ21
スカラビア寮のお2人に色々濁して聞くと、ジャミル先輩が、まだ警戒していそうだが話してくれた。
……ほう。調理中に手元が狂って包丁で指を切ったのか。
やはりジャミル先輩も一瞬気意識遠くなった気がしたらしい。
うーん、妙だな。
「…俺はあの感覚に覚えがある。恐らく、ユニーク魔法の一種だ。」
『ユニーク魔法？』
その人しか使えない魔法のことだよな。
「へー、そうなのか！ジャミルのユニーク魔法はふあっふがっ！」
「今は俺のことはいいから。
………とにかく、犯人が使ったのは相手の行動を制御できるような魔法だと思う。」
『身体が勝手に動いたってことは、身体を操るユニーク魔法？』
「…でも、ボクが階段から落ちかけたとき、無理矢理操られたような感覚はなかった。
勝手に動いたというか……」
「それだとやっぱり、本人の不注意にしか見えないよね」
「身体を操る……！？それが出来れば、学食のパンを独り占めできるんだゾ！」
『お前は食い意地張りすぎ！まあ、確かに前ミニあんパンと交換してたもんね』
「そうだ、俺様はせっかくのデラックスメンチカツサンドを……ん？」
「どうしたの、グリちゃん？」
「あ〜〜〜〜っ！！」
「なんだ！？急に大声出して。」
「お、俺様、知ってるんだゾ！そのユニーク魔法使うヤツ！」
「なんだって？」
『え、誰？デラックスメンチカツサンドと言えばあの…ラ、ラギー…？』
「そうだ！犯人はラギー・ブッチだゾ！」
「捕まえて話を聞き出そう！」
「ええっと、ラギー・ブッチくんは……2年B組だね。」
「2人とも、ご協力感謝する！」
感謝の意を忘れないリドル先輩、流石っす。
「おお。なんかよくわかんねーけど、頑張れよ〜！」
ーーーーーーー
カリム・アルアジーム
★★☆☆☆
まず好感度は上がるが、MAXになってから恋愛感情に気付く。
カリムの場合好感度というか友好度。
BADENDルートはマジで狙った人しか無理。
ジャミル・バイパー
★★★☆☆
好感度が上がる方法！まず1番だと褒めてあげよう！
本心じゃなかったら下がってしまうよ！ガチの本心で言えば割と上がる。
BADENDは依存させてくる系。拒むのはやめた方がいい。目を見てくるよ。
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作者名：サリー | 作成日時：2023年9月7日 7時
