欠落 ページ6
莉音side
Aとは、二年生の時に知り合った。
ユニットには所属してなかった。
だって、
その時、僕はいじめられてた。
理由は、いつもへなへなしてて笑ってて犬みたいでウザイ。
そんな理由だった。
そんな時いつも、横にいたのは麗矢だった。
でも、僕はいつしか麗矢の事も信じれなくなってた。どーせ、裏切るんだ…って
そんな時、Aと苑が転校してきた。
Aは、横の席だった。
苑は、お調子者だからすぐ人だかりができた。
でも、Aはあんまり自分を主張しない子だった。
無口で、ずっと微笑んでて。
でも、目が笑ってなかった。
でも、僕には人を心配できる余裕がなかった。
一日に、物が何個かなくなるのは当たり前だった。
でも、
その日はバックごと隠された。
これは初めてだった。
バックには、アイドル活動に必要な物とか大切なものが入っててすごい焦った。
麗矢には言えなかった。
なんでか分からない。ただ、言いにくかった。
何時間も探してた。
見つけた。その場所は校舎の外側2階と3階の間の釘が出てるとこに引っ掛けられてた。
そのバックは、雨に打たれてベチャベチャだった。
手を伸ばしても届かなかった。
だから、校舎の窓から身を乗り出した。
その時、グラッと体が落ちそうになった。
あっ、落ちる
そう思った時に、誰かが手を引いた。
振り返るとそこには、Aが居た。
A「なにしてるの？」
説明したくない。そんなの知ったら君も僕を避けるんだ。
莉音「……カバンがあそこにあるんだ」
君も避けるね僕の事を
A「とらせて。」
そんな事を言ったのはAが初めてだった。
莉音「危ないし、届かないよ！大丈夫だよ。」
そんな僕の声は無視してAは、体を乗り出して取ってくれた。
正直、落ちそうになってヒヤヒヤした。
A「とれた。はい。」
笑って渡してくれた。
莉音「あの!!!!ありがとう」
それから、僕へのイジメはなくなった。
噂によると苑がなんかを言ってくれたらしい。
それが、ありえないくらい嬉しかった。
それから２週間後
麗矢が、4人でユニットを組みたいって言い始めて。
ユニットを組んだ。
それからも、Aはなにがあっても微笑んでた。それに、意見も出さなかった。
それが、嫌だった。壁を感じた。
だから僕はAに、
いつか本当の笑顔が見たい！
もし、笑えないならいつか笑わせてみせる！
意見だって言わしてみせる！
って、言ってみた。
そしたら、Aは
楽しみにしてる。
そー行った。
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睦月 - コメント失礼します！作品を読ませていただきましたが、シリアス感とギャグの使い分けがとてもお上手なんですね。羨ましいです(*´∇｀*) 続きを楽しみにしていますね♪これからも更新頑張って下さい！応援しています！ (2017年12月26日 3時) (
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作者名：綺月 | 作成日時：2017年5月22日 13時
