２０匹目 ページ30
ミィカside
指定された場所に行けば、先ほどの女子１人とガラの悪い男子達
「え…?!なんでミィカ様が?!」
「さぁ？」
頭の後ろで腕を組めば、男子達はニヤニヤとこちらを見てくる
「なになにー？アンタが俺らの相手してくれんの？」
「ラッキー♪聞いてたコとはちげぇけど、可愛いじゃん♪♪」
うちが来たのが気に食わなかったのか、女子はわなわなと肩を震わせながら口を開く
「ミィカ様が、私達のモノにならないなら…！ここで、ヤラれちゃえばいいんだっ」
あー？めんど……
「ま、そっちがその気ならこっちも精一杯殺らせてもらいやすよ？」
ニヤリと笑って、男子達へと間合いを詰める
「…っ?!(速?!)」
「(なんだこいつ…！いつの間に…)」
茶髪頭の方には腹に回し蹴りを１発、落ちてきた頭へアッパーカットを決め
金髪頭の方には足払いをしてから顔面へ膝蹴りを入れる
「あっれ？もー終わり？」
それから数回にわたって関節技を決めりゃあ、よほど強くなけりゃぶっ倒れるか
シルクとアキトは、まだ立ってそーだけどな
完全に伸びきった２人の頭を掴み、自分の方へ引き寄せる
……まだ意識あんだな
「おぅ、参ったか？」
「くっ……。な、んで…そんな、強ぇんだ、よ…」
「ち、くしょ…。ケンカにゃ、自信あった、のに…！」
………ケンカ以外にも、いろいろできそーだけどな
「お前らさ、顔良いし体力しっかりあるし。頭のは悪ぃかもしんねぇけど、やれることめっちゃあると思うぞ？」
「うちの技、耐えられてたし。…本気は出してねぇけどw
初めてだよ。お前らが」
そう言えば、２人は目を見開いてこちらを見てくる
「「一生ついて行きやす！姉御!!!!」」
「は?!なんでだよ！」
その後、「申し訳ございませんでしたぁぁ！」と盛大に謝られ何故かお供が増えた←
…え、さっきの女子？
消えた←
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作者名：Kakao. | 作成日時：2017年6月14日 13時
