１７匹目 ページ25
ミィカside
「言えよ。お前の気持ち、全部」
そう言えば、マシロは目を丸くしてうちに問う
シﾛ「私が、自分の、気持ち…言っても、いい、の…？」
「逆に、なんで言わねぇの？お前、自分の事卑下し過ぎ。もっと、自分に正直になれよ。伝えられんだからさ…。相手は、生きてっだろ？もっかい聞くぞ？
……お前は、どうしたい？」
意を決したのか、マシロは真っ直ぐにこちらを見て、言う
シﾛ「わ、たし……は…！」
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ザカオside
「じゃな〜」と言って教室を去っていったミィを見つめながら、俺は口を開いた
「……俺さぁ、好きな子いるんだよね」
ク「…知ってっけど？」
……え？
「ぅえぇ?!?!な、なん、なんで?!」
言ってねぇのに?!クロアには言ってねぇのに！
なんで、知って……?!
ク「知ってるに決まってんだろ…。あんだけアピールしてんだ。わかってねぇのは本人だけだかんな」
そんなアピールしてないけどなぁ……？
好きとは言ってるけど……
…………それか!!!!!!
「お、俺が言えることじゃないかもだけどさ。伝えた方がいいんじゃない？素直になった方がいい…と、思う…」
ク「なんでお前が自信無くなってんのw
でも、ありがとな。俺、ちゃんと言うわ」
そう言ったクロアの顔は、晴れ晴れとしていた
俺も、こんなふうにかっこよかったら……
あいつも、振り向いてくれんのかな
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作者名：Kakao. | 作成日時：2017年6月14日 13時
