幼馴染の壁

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岸side






昼休み、Aにお金を借りようとしたら
男の人と屋上に行くのが見えた







「あちゃー、また告白か…
なんで断ろう…って顔してる笑」





また後でお金を借りようとしたら





『す、すみません、ちょっといいですか』







「あ、うん笑」





俺もかーーいって笑









その子は屋上に行こうとしてる





「あ、待って、」





『はい？』






ｶﾞﾁｬ







運悪くAに告白したであろう
男が、屋上から出てきた








横を通る時、しっかり俺睨まれてた







「いや、なんでもない」







ｶﾞﾁｬ







『ずっと。好きでしたっっ！！』






「あー。ごめんねっ、俺今は彼女いらないんだ
幼馴染でいっぱいいっぱいで…さ笑」





『ですよね…すみませんでした』







そう言って、女の子は急いで出ていった







「で、何聞いてんだよ、」





貴「わわっわ、ごめん/////」








なんでお前が照れてんだよ








貴「えっと。告白されてたねぇー
モテ男は大変だね」






「Aだって笑」








つか、こんなに告白されてんのに…






「なんで、彼氏作んないの？」







貴「えっ、なんでって…
ほっとけない人がいるからぁ？」








「それって俺？笑」






貴「さ、さぁー？」







俺のせいで彼氏作んないのは
なんか悪いなぁ







「まぁ、彼氏出来たらいいな笑
俺も、彼女作んないとなー」








Aの顔を見ると
悲しそうな顔なのにめっちゃ照れてた








中三の時からよくこんな顔をする

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