幼馴染の壁

▽ ページ28

実行委員の集まる場所に行った







「めんどくさい…」



ｶﾞﾗｯ




勢いよく開いた扉を見ると








「優太…」





岸「A、」





優太を見ると何故か逃げたくなって
教室を出ようとした






岸「待って…。
なんでメッセージ無視するの？」




右手を掴まれた




「優太には、関係ない…
私、紫耀と付き合ってる！」




それでも離してくれない右手を離そうとすると
手を引かれ抱き締められた







岸「離さないから」





優太の言ってることがよく分からない
前だったら、喜んでた私だけど
今は罪悪感しかない






「紫耀ｯｯ…」






岸「ぁっ、」





優太が私を離す




岸「ごめん、」






優太とは目が合わなくて
理由を聞きたくても聞けない





ｶﾞﾗｯ






先「おっ、来てるなー。
じゃ、実行委員始めるぞー」






私たち以外にも4人来て
みんなで話し合いを始めることにした








優太と目が合わないまま
会議が終わった









「帰ろ…」





岸「一緒に帰ろ」





久しぶりに優太から誘ってきた
帰る人もいないしいいかなって思って





頷いた









靴箱まで無言で行くと
望んでいるようで望んでいないことが起こった









池「優太くんっ！！」







平「あ、A！！」






岸「…ｯｯ」





優太は一瞬悲しい顔をした

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