幼馴染の壁

▽ ページ2

夢を見ていた



優太が離れていく夢…







岸「もう、一緒に帰れない」







「なんでっ、」





岸「ごめん」









ちょっと…待ってよ…









「待ってよ、」







ﾄﾞﾝｯ







？「待てねーーよ！」






いきなりお腹に痛みがきた








「んん？
優太…？」






目を擦りながら、
起きると
目の前に優太が。








岸「今何時だと思ってんの」






「優太…、夢だったんだっ！！」






優太に思いっきり抱きつくと
背中をポンポンってされた





そういうところも大好きなんだ









岸「いや、違う、
今、7時半」






「え、嘘でしょ！！！」








急いで着替えて、外に出た






8時から学校なのに〜








岸「ほら、後ろ乗って」








いつも通り
優太の後ろに乗って
漕いでもらう









これでなんとか間に合うんだよね〜









「優太、ごめんね、ありがとう」





岸「うん」






学校に着くと
周りの視線をよく感じる









『今日も一緒に来てる〜！』




『付き合ってんのかな…？』



『岸くんの隣は、Aちゃんだもん』



『Aちゃんの隣も。岸くんだもんね』






そう。私は
優太の隣って、みんなに言われてるの






こんな嬉しいことある！？








「ひゃぁぁぁ」と小声で言ってたら









急に頭の上に優太の大きな手が乗っかって






岸「じゃ、また帰りなっ」






いつもの笑顔で私を見て優太は教室に戻っていった









「やっばあ〜」








？「おはよ、」

▼→←はじめに

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す