好きじゃない恋 番外編

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紫耀は、案の定固まってる







「私達、けっ」





結婚って言おうとしたら
紫耀が割り込んで






平「娘さんをください」






娘さんをください…かぁ
なんか照れる









「パパ、ママ、お願いします」





平「お願いします」









2人で深々と頭を下げた







ぱ「いや。だめだな」






「ん？！」






今までなんでも許してくれた、パパが…








ぱ「すんなりとはうちの娘は渡さないよ」







「パパ…？」






平「もちろん、俺がしっかり稼いで、
娘さんを幸せにしていきます」








ぱ「ふーん、Aは、ほんとに幸せなのか」






「うん、私は紫耀と居るだけで、幸せなの」








ぱ「平野くん、1発殴らせてくれ」






平「よ、よ、喜んでｯｯ」






紫耀が歯を食いしばり
パパは、大きくふりかぶった







「パパｯｯ」








ﾎﾟﾝｯ






平「え…」








ぱ「Aを頼むよ…」




それだけ言ってパパは、部屋を出ていった









ま「ふふっ、良かったわね、
パパのことは気にしないで、
台本通り出来てて嬉しがってると思うから笑


昨日からずっと、娘を幸せに出来るか！とか
1発殴らせてくれとか、めちゃくちゃ練習してたからね笑
最初から2人の結婚は賛成のつもりよ、」









平「ありがとうございます！！！」









「紫耀ｯｯ」








私は、自然と涙が出た

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