・ ページ6
「…はい、つきましたよ」
結局あの後 泣き疲れていた私は、
月島の背中に乗って保健室まで来た。
「…先輩、もうちょっと痩せたらどうです？」
「うるせぇ月島」
「通常運転ですね」
「そっちこそ」
「先生いない、か…」
まぁいいや、と勝手にタオルを濡らし始める月島。
「はい、これ目に当てて」
「…ありがと」
ひんやりと目元を覆うタオル。
「きもちいい…」
あれ、何も反応がない。
「つ、月島…？えっ、ちょ、いる？
つきし ＿＿ 」
口を塞がれた。…多分、口で。
「月島はもう禁止。はい、もう一回」
「え、禁止って、…は？」
今された行為に対する驚きと
禁止 の意味を理解出来ず、
上手く言葉が出ない。
「ほら、もう一回」
「いや、ほらって言われても…、え？」
はぁ…とため息をつかれ、イラッと来たのも束の間。
「蛍、でしょ」
「…いや、いきなりハードル高すぎ」
「はい文句言わなーい」
「後輩は先輩に敬語使うもんでしょうが」
「早く言わないとまたキスしちゃうよ？」
会話が噛み合わない。
…というか、やっぱりさっきのはそうだったのか。
「じゅーう、きゅーう、はーち、……」
勝手にカウントダウン始めやがった…！
「わーかった！わかったから！」
周りの状況が分からない今、こいつに従うしか方法がないのが悔やまれる。
「…蛍……？」
……お？ん？
「おいまたしても反応が……！」
無理矢理 タオルを剥がすと
「…っ」
顔 赤い……。可愛い奴め。
「ほーぉ？月島くん、そのくらいで赤くなるとはー。かわいいところもあるんですねぇ？」
「うるさいっ。…ていうかまた月島って呼んだ」
「…！しまっ ＿＿ 」
二度目のキス。
「…実質、僕の勝ち。ね、A」
「…っ、もーいいよそういうことで…」
もう勝ちとか負けとか、よくわかんないし。
でも なんか、
一生勝てる気がしないのは気のせいかな。
✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ
短編集とは言えない長さで申し訳ない……！
なんか最後もよくわかんないし！
ご閲覧いただきありがとうございました(；；)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
じゃこたま(プロフ) - うぅ…0時ぴったりにあげようと思ってたのに…うぅ…(；_；) (2019年9月27日 23時) (
レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
じゃこたま(プロフ) - まこさん» わああありがとうございます！自分の好きなように書いてて、こういうお言葉を頂けるのはとても嬉しいです…！！ (2019年9月23日 20時) (レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - すごく可愛いお話ばかりでキュンキュンさせていただきました。素敵な作品に出会いました。ありがとうございます！ (2019年9月17日 13時) (レス) id: 8ab948ac9c (このIDを非表示/違反報告)
じゃこたま(プロフ) - めぐみるくさん» ありがとうございます！更新怠らないように頑張ります！ (2019年8月30日 0時) (レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみるく(プロフ) - うわぁああああああありがとうございます！！！！神ですもう流石すぎます！！！！これからも応援してます！！！！！頑張ってください！！！！！！ (2019年8月29日 22時) (レス) id: b734a4fc0a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：じゃこたま | 作成日時：2019年2月7日 5時
