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肩を貸しながら、保健室へ向かう。
足はほぼ上がっていないし、手も震えている。
結構 熱があるみたいだ。
「こんなになるまで、気付かなかったわけ？
君のせいで、部活に間に合わないかもしれないんだけど
どうしてくれんの」
それなら他の人に預けて部活に行けばいい。
そんなの頭では分かっているのに、
身体が言うことを聞かない。
保健室のドアを足でひっかけながら開けたが、
誰もいない。
「あ…今日 会議か……」
とりあえずベッドに連れて行くと
なだれ込むように寝た。
さすがにこのまま放っておくわけにはいかなさそうだ。
冷凍庫を開けると、思った通り氷枕があった。
とりあえず綺麗に積んであるタオルを一枚借り、
包んで渡す。
冷たい氷枕の感触と、何故か熱い感触…。
「…なに」
「…つ、きしま……？」
虚ろな目をしながら、か細くつぶやく。
「そうだけど、…離してもらえない？」
「いや…」
「先生呼んでくるから」
「ひとり、いや…
ここにいて…」
病人って厄介だな。
…でも、不本意だったが少し、可愛い なんて
思ってしまう自分がいた。
そのせいか、何を思ったか僕は
自分の学ランを脱ぎ、矢次に渡した。
「……僕が近くにいるみたいでしょ」
「わぁ、ほんとだ…
つきしまが…ここにいる、みたい…
あんしんする…」
彼氏でもない男子の学ラン握って
安心する、とか
「…可愛すぎ」
どうせ、この声は聞こえてないだろう。
というか、聞こえていないで欲しい。
「…先生、探してくるから」
次は、うん、と素直に頷き、そのまま
すぅ、と眠った。
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「何にも思ってない奴に
制服なんて貸さないからね、普通…」
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めぐみるく様 リクエストありがとうございました！
私の通っていた中高共々、学ランではなかったので
なかなか想像がつかず、
キュンキュンするお話が書けたか不安です…。
楽しんでいただけましたら幸いです。
これからも『こっち向いて、月島くん。』を
よろしくお願い致します！
じゃこたま
作者のおしゃべり�ァ據�？】→←一歩引いて、二歩寄って / めぐみるく様 リク
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じゃこたま(プロフ) - うぅ…0時ぴったりにあげようと思ってたのに…うぅ…(；_；) (2019年9月27日 23時) (
レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
じゃこたま(プロフ) - まこさん» わああありがとうございます！自分の好きなように書いてて、こういうお言葉を頂けるのはとても嬉しいです…！！ (2019年9月23日 20時) (レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - すごく可愛いお話ばかりでキュンキュンさせていただきました。素敵な作品に出会いました。ありがとうございます！ (2019年9月17日 13時) (レス) id: 8ab948ac9c (このIDを非表示/違反報告)
じゃこたま(プロフ) - めぐみるくさん» ありがとうございます！更新怠らないように頑張ります！ (2019年8月30日 0時) (レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみるく(プロフ) - うわぁああああああありがとうございます！！！！神ですもう流石すぎます！！！！これからも応援してます！！！！！頑張ってください！！！！！！ (2019年8月29日 22時) (レス) id: b734a4fc0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゃこたま | 作成日時：2019年2月7日 5時
