検索窓
今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:67,310 hit

ページ27

.



.




.









蛍くんが、私を、好き ____?









「そっ、それは…えっと……」








突然の告白、しかもそれが彼氏の弟からって…





頭が混乱して、思考停止状態。









「…兄ちゃんの口からAさんの名前が出る度、



悔しくて仕方無かった。



なんで僕じゃなくて、兄ちゃんなんだって。



でも、そんなこと、言えるわけがなかった」









そして蛍くんはぐいっと距離を詰めた。









「…僕じゃ、だめですか?」








壁に寄りかかるように座っていたため





必然的に逃げ場がない。








蛍くんの目は私を捉えて離さない。









「け、蛍…くん……あの…






こわい、ですっ……」








性格的な問題だろうか。






明光先輩がこの距離にいる時とは違う。





いつもは感じない恐怖を感じた。








蛍くんは、ハッ と我に返ったように


私との距離を戻した。









「…私には、明光先輩がいるから。




ごめんなさい」









珍しく、落胆しているのが目に見えてわかる。




「そう、ですよね…」









蛍くんが呟くと同時に、明光先輩からLINEがきた。









『遅くなってごめんな!』



『多分 蛍がいるから中で待ってて』



『そろそろ帰るね』









「明光先輩…そろそろ帰ってくるって」








「じゃあ、僕は帰りますね」







「うん…」









いつも通りの言葉。でも中身は全然違う。









「Aさん」









家を出る前に、蛍くんは言った。









「いつか、…いつか、兄ちゃんじゃなくて、






僕の方がいいって、言わせてみせますから」






.





.





.







.









.









明光くん、かっこいいよね。by じゃこたま


.

チャンス→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
74人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 月島蛍 , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

じゃこたま(プロフ) - うぅ…0時ぴったりにあげようと思ってたのに…うぅ…(;_;) (2019年9月27日 23時) (レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
じゃこたま(プロフ) - まこさん» わああありがとうございます!自分の好きなように書いてて、こういうお言葉を頂けるのはとても嬉しいです…!! (2019年9月23日 20時) (レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - すごく可愛いお話ばかりでキュンキュンさせていただきました。素敵な作品に出会いました。ありがとうございます! (2019年9月17日 13時) (レス) id: 8ab948ac9c (このIDを非表示/違反報告)
じゃこたま(プロフ) - めぐみるくさん» ありがとうございます!更新怠らないように頑張ります! (2019年8月30日 0時) (レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみるく(プロフ) - うわぁああああああありがとうございます!!!!神ですもう流石すぎます!!!!これからも応援してます!!!!!頑張ってください!!!!!! (2019年8月29日 22時) (レス) id: b734a4fc0a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:じゃこたま | 作成日時:2019年2月7日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。