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しばらく経っても先輩は目を覚まさない。
ほら、やっぱり意味なんて無かった。
そう思った時
「…ん、っ…」
指先がピクッと動いた。
「A先輩?!」
そして、ゆっくりとまぶたが開き、
僕を捉えた。
「……!」
「…けい、くん」
思わず、覆い被さるように抱きしめた。
ついさっきまで、
怖くて触れられなかったのが嘘のように
衝動的に身体が動いてしまった。
「い、いたいよ…蛍く、」
「すみません…すみませんでした…」
痛い、という先輩の言葉に対しても、
先輩自身に対しても、
謝ることは沢山ある。
「蛍くんが…起こしてくれたの…」
「え…?」
驚き、思わず身体を離して先輩の顔を見た。
「蛍くんが、私を、追いかけてきたの…
私の頭の…中で、だけどね。
そしたら、私に…ちゅーして、
『置いていかないで』って言ったの…。」
「それ、さっき僕が ___ 」
「だいすきな、蛍くん…
置いていくわけ、ないでしょ…?」
酸素マスクで動かしにくそうな口元を
一生懸命に動かして話し、
最後に えへ、と口元を緩ませた。
「蛍くんは、けが…大丈夫だった…?」
「先輩のおかげで、打撲で…済みました…」
すみません…、と思わずこぼれる言葉。
「そっかぁ、よかったぁ…
マネージャーは…選手、守らないとね…」
何言ってるんだ、このマネージャー、…いや
「先輩はあの時、マネージャーじゃなくて…
僕の大好きな、彼女ですよ」
次、があるのはもうごめんだけど
今度は僕が ____
「一生 守りますから」
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月西様、リクエストありがとうございました( ˙꒳˙ )
遅くなってしまい申し訳ございません…!
リクエストに沿うことは出来ましたでしょうか…?
なんだか微妙な感じに
なってしまったような気が…泣
そしてまた長くなってしまった(絶望)
色々 調べながら書きましたが、医療系は疎いので…
もし何か間違い等ございましたら、
誰でも大丈夫です!ご指摘お願い致します!
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じゃこたま(プロフ) - うぅ…0時ぴったりにあげようと思ってたのに…うぅ…(;_;) (2019年9月27日 23時) (レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
じゃこたま(プロフ) - まこさん» わああありがとうございます!自分の好きなように書いてて、こういうお言葉を頂けるのはとても嬉しいです…!! (2019年9月23日 20時) (レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - すごく可愛いお話ばかりでキュンキュンさせていただきました。素敵な作品に出会いました。ありがとうございます! (2019年9月17日 13時) (レス) id: 8ab948ac9c (このIDを非表示/違反報告)
じゃこたま(プロフ) - めぐみるくさん» ありがとうございます!更新怠らないように頑張ります! (2019年8月30日 0時) (レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみるく(プロフ) - うわぁああああああありがとうございます!!!!神ですもう流石すぎます!!!!これからも応援してます!!!!!頑張ってください!!!!!! (2019年8月29日 22時) (レス) id: b734a4fc0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じゃこたま | 作成日時:2019年2月7日 5時