大泥棒と天満月【ルパン三世】 (ページ4)

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part3 ページ4

ーそれは、ほんの数時間前の出来事である。

「･･･やはり、か」

渡された書類に目を通す青年。

彼が月城神社の当主・月城魁翔(つきしろかいと)だった。

「奴は手強い男ですぞ！いくら策を練ったとしても、お構い無しにその策を突破し、宝を盗んで帰って行くのです！」

月城の前で銭形警部が悔しそうに怒鳴る。

銭形「･･･盗まれてからでは、遅い」

月城は黙って書類を見ていたが、

月城「･･･そうだな」

銭形「！」

月城「だが、これだけは覚えておくが良い。ルパン三世、次元大介、石川五ェ門･･･こやつらは、必ず私が叩き潰す」

銭形「･･･承知しました。そちらの件は、巫女様も？」

月城「彼女の意思に寄るが。Aには既に全部伝えてある」

銭形「･･･はっ」

･･････････････････････････････････････････････

次元「･･･さすがに参拝客はいねえよな？」

五ェ門「恐らくは･･･」

しかしルパンだけは、人がいようがいまいが関係ないと言うかのようだった。

ろくに2人の話も聞かず、ずかずかと進んでいく。

仕方なく、2人も彼の後をついて行った。