ぶりっ子 109 ページ22
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「そんな事より冨岡はどうするのかね?拘束もしていない様に俺は頭痛がしてくるんだが」
どこからともなく声が降ってきてその場にいる皆の視線がとある木の上へと向く。
目に入ったのは、蛇を首に巻いた男_蛇柱、伊黒小芭内が木の枝に座りこちらを見下ろしているところだった。
ネチネチと何かを言い続ける彼と一瞬目が合うが、不快そうに顔をしかめた彼はすぐに視線を逸らす。お供(?)の蛇くんにはシャーーッ!と威嚇をされた。
心が、折れる、音がした。\ポキッ/
とまあ冗談はさておき、さっきからすっごい…なんなら目を覚ましてからずぅっと強い視線を感じる。あまり見ないようにしていたが、さすがにそろそろ…
横目で確認してみれば、その人は未だに私を凝視している。桃色から緑のグラデーションがかかった髪を三つ編みにした少女__恋柱 甘露寺蜜璃はこちらを怒ったようにして見つめていた。
ほっぺをパンパンに膨らませて、いかにも「不機嫌です!」と言いたげな彼女。そ、そんなに
「冨岡さんも大人しく着いてきてくれましたし、処罰は後で考えましょう?」
「…胡蝶」
しのぶさんの言葉によって、冨岡さんをネチネチと責め立てていた伊黒さんが一旦口を閉じる。少し不服そうにしたあと、黄色と緑のオッドアイが私に向けられた。…?
視線の意味が理解できずに彼から目を離さないでいると、伊黒さんはおもむろにしのぶさんへと指をさす。…アレっ?こんな場面あったっけ!?
「胡蝶、お前だって無関係ではないだろう。仮にも
『は?じゃないすみません、ちょちょちょ、待ってくださいこれは私の独断でやった事でしのぶさんは一切合切関係なくってですね、何を言いたいかって言うととどのつまり((ングッフ「地味になげぇよお前は黙ってろ」
頭を掴まれ地面とキッス。痛えなおい。
てか黙ってろじゃねえよ!当事者ですけど!?話の中心人物とも言える存在ですけど!?てかなんでしのぶさんが私のやったことの責任とんなきゃいけないの?これ以上私としのぶさんの関係修復不可能にしないでくれませんか……(血涙)
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蛍 - 面白すぎマス!続きを正座待機 (5月13日 0時) (レス) @page28 id: 0a611a2a4e (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢@虹茶(プロフ) - 無理しないで頑張っていただければ幸いです (5月3日 22時) (レス) id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (4月29日 20時) (レス) @page27 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
くまもん - 最高です。ドタイプな作品です。更新お願いします! (2月29日 15時) (レス) @page27 id: 888b8ee33d (このIDを非表示/違反報告)
おもち - 更新待ってますね!ゆっくりでいいので! (1月7日 18時) (レス) @page27 id: 4e402dc10b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜々 | 作成日時:2020年11月15日 22時