ぶりっ子 49 ページ3
*
伊之助の攻撃を防ぐため、刀ごと鞘を振り下ろされたそれにあてる。
うっわ、ジーンでしたんだけど!
本気で斬りかかりやがったなこのイノシシッ!(精いっぱいの悪口)
再度、間髪入れずに攻撃してくる伊之助。何なのこいつもうヤダ……(泣)
『あっ、』
避けた際に伊之助の刀が当たって、腰に提げていた巾着袋の中身が出る。袋の中から転がった“それ”は、伊之助の足に当たって止まる。
……同時に、伊之助からの攻撃も止まった。
「なんだこれ」
『え……、飴だよ知らない??』
「食いもんか!!」
『お、おう……そうだけど』
伊之助の言葉に頷けば、とたんに被り物の目をキラキラとさせる彼。いやそのイノシシの作りどーなってんの???
そこも気になるところだけど、まずはこの飴だ。
もしかしてだけど……、
『………………食べてみる?』
「!!!」
ほい、と飴を投げて渡した。
いや投げたのは酷いかもしれないけどいつ攻撃してくるか分かんないじゃん!!念の為だよ念の為ッ!!
飴を食べる為なのか伊之助が被り物を外した。
……………………あっ、
「………………なんだよ」
『あ、いや……お美しいですね???』
「はァ?」
咄嗟にそう応えると、伊之助が「何言ってんだこいつ頭おかしいんじゃねーの」とでもいいたげな顔をする。大丈夫だよ、あんたもおかしいから。(いい笑顔)
そんなことを考えてるうちに伊之助が口に飴を放り込んだ。
「……!!これ、なんて名前だ」
『飴って名前』
「もっとねえのか!!」
『あるよ、ほら』
両手にいっぱい飴をのっけると、「よこせよこせ」と手を伸ばしてくる伊之助。
……善逸くんのお守りのために持ってきた飴が、こんな所で役に立つとは……!!(感涙)
3671人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菜々(プロフ) - ろくろさん» コメントありがとうございます!!一時期放置気味になってしまって申し訳ないです…。更新亀ですが、暖かく見守っていただけると嬉しいです!! (2020年11月1日 17時) (レス) id: 01635a8a59 (このIDを非表示/違反報告)
ろくろ - 久々に見に来たら、沢山お話が追加されててすごく嬉しかったです!!!これからも楽しみにしてます!!! (2020年11月1日 17時) (レス) id: 9582694087 (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - るりさん» はい!!楽しみにしてます!!! (2020年10月19日 21時) (レス) id: 01635a8a59 (このIDを非表示/違反報告)
るり - 菜々さん» ありがとうございました! 出来次第こちらから連絡させていただきます (2020年10月19日 20時) (レス) id: 9e4d04db34 (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - るりさん» 羽織は、桜の模様と決めています!全体的にピンク色の桜の花が広がっている感じです……! (2020年10月19日 18時) (レス) id: 01635a8a59 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:菜々 | 作成日時:2020年2月16日 0時