ぶりっ子 58 ページ12
*
「うわあ、綺麗な色だな!」
『そうでしょう、そうでしょう!』
「俺の刀も色変わるかな〜」
『(変わるよ!)』
目をキラキラと輝かせる炭治郎に、思わずドヤ顔になる私。
私の刀の色は、純白である。
…でも、確か炭治郎は黒刀だったよな。黒はあんまり良くないらしいけど…真っ白はどうなんだ??
白は何色にも染まりやすいみたいな感じで良いイメージなんだけどな。
「…あれ、Aちゃん?もう寸法測り終えたんだ」
『お、善逸くん。…じゃあ帰るか。炭治郎はどうするの?』
「俺も1回、鱗滝さんの元へ帰ろうと思うんだけど…」
じっとこちらを見つめてくる炭治郎に、首を傾げる。
なんだなんだ、もしかして私と離れるのが寂しいのか〜???(ニヤニヤ)
まあそんな事は多分ないと思うので黙っとく。多分炭治郎は禰豆子ちゃんに会いたいだろうし。
「…いや、何でもない!また後で、会おうな!!」
『…?うん』
炭治郎の言動に引っかかりながらも、背を向けて歩き出した炭治郎に別れを告げて善逸くんと共に歩き出す。
…なんか善逸くん拗ねてんですけど〜。なんで??拗ねる要素あったっけ今…。
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___
『……なんじゃこりゃ!!!』
帰ってきた時、師範が泣きながら私と善逸くんに抱き着いてきたのは記憶に新しい。
その3日後くらいに隊服を持った眼鏡の黒子的な人が来たが……その中身が、どう見てもおかしい。
胸の所が開いていて、スカートは短すぎる。
多分この格好で呼吸法使ったら、色々なものが見えてしまうと思う。何がとは言わないが。
「……なんじゃ、そのふざけた隊服は!!」
「エエッ!!?Aちゃんそれ着るの!!?嘘でしょ俺としては最高だし目の保養にしかならないけども!!他の奴には見せたくないなッ!?反対ッ!!」
『とか言いつつ鼻血出てんじゃん善逸くん』
その変わりに……
師範は激怒した。
必ずかの変質者の黒子を除かなければならぬと決意した。
まあまあ、刀を持って出かけようとした師範を制しかの黒子くんを呼び出す。(バスケじゃないよ)
「…………あの〜、何か不備でも……?」
「何がじゃないッ!!こんな隊服認められるか!まともなものを用意しろ!!」
「ええっ、でも……それには男の理想が」
「うるさいっ!!!」
変態エロメガネ(命名)が渋るも、ちゃんとした隊服(上だけ)を出してくれた。下は、スカートだけどね!
まあまあカナヲちゃんとお揃いなことだし許してやろう。
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菜々(プロフ) - ろくろさん» コメントありがとうございます!!一時期放置気味になってしまって申し訳ないです…。更新亀ですが、暖かく見守っていただけると嬉しいです!! (2020年11月1日 17時) (レス) id: 01635a8a59 (このIDを非表示/違反報告)
ろくろ - 久々に見に来たら、沢山お話が追加されててすごく嬉しかったです!!!これからも楽しみにしてます!!! (2020年11月1日 17時) (レス) id: 9582694087 (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - るりさん» はい!!楽しみにしてます!!! (2020年10月19日 21時) (レス) id: 01635a8a59 (このIDを非表示/違反報告)
るり - 菜々さん» ありがとうございました! 出来次第こちらから連絡させていただきます (2020年10月19日 20時) (レス) id: 9e4d04db34 (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - るりさん» 羽織は、桜の模様と決めています!全体的にピンク色の桜の花が広がっている感じです……! (2020年10月19日 18時) (レス) id: 01635a8a59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜々 | 作成日時:2020年2月16日 0時