ぶりっ子、前世を思い出す ２ 【鬼滅の刃】

ぶりっ子 ４８ ページ2

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『……川だ〜ッ！』


よもやよもやと足を動かしてみれば、そこにあるのは水がゆるゆると流れる川だった。

わーい、水分は朝露で我慢してたから喉がカラカラだったんだよ！
水浴びもしたいところだけど、その時鬼が来たら裸で戦うことになっちゃうから辞めるか。


｢おい、テメエ！！｣

『エッ、なになに！！？…っておま、！！』


手で水をすくい、いざ飲むぞ！という所で誰かに遮られた。しかもそこから胸ぐら掴まれた。
……What？( ͡° ͜ʖ ͡° )

しかも目の前にいるのは紛れもない(？)イノシシで。
…いや近づいて思ったけど結構獣臭いなコイツっ！！

というか伊之助やないか！！(遅い)


｢テメエ、誰に許可とってここの水を飲んでやがる！ここは俺の縄張りだぞ！｣

『ええっ！いやそんなん知らないし、川はみんなのものだよッ！？』

｢うるっせえ！ここの物はみんな俺のもんなんだよ！！｣

『何そのジャイ〇ンみたいな台詞ッ！！』


伊之助のジャイアニズム宣言に少々戸惑っていると、伊之助がなにかう"ー、と唸り始めた。

なになに、なんか産むのかな(？)

伊之助をじっと見つめていると、彼が急に顔をあげた。


｢俺と勝負して勝ったらこの水を分けてやってもいいぜ｣

『……………………は？』


いや、いやいやいや。

まだ承諾してないのにジリジリ近づいてくんなよ。
いや承諾する予定もないけどなッ！！！(必死)

ていうかまず、隊律違反だよね！！？


『ちょ、ま、落ち着いて！！？話せば分かる！！』

｢ハハハハ！！お前も刀を抜け！勝負だッ！！｣


あ、ダメだこれ。話してもわかってもらえる気がしない。(白目)

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