島の時間�� ページ4
ついにやってきた暗殺旅行。
『いいか、優希？ 体調が悪くなったらすぐにりじ······おじさんか、学秀お兄ちゃんに言うんだぞ』
「[うん。お兄ちゃん、南島楽しんできてね]」
『ああ』
俺は船の上で優希と電話。
2泊3日の暗殺旅行の間、優希はシュウくんの家で預けることになった。
「[A]」
『なに、シュウくん？』
電話は優希からシュウくんへ。
「[熱中症には気をつけて、こまめに水分・塩分の補給をしろ。海で泳ぐ時は波に流されるな。ナンパなどにあったら──]」
『お前は俺の母親か？』
「[君の契約彼氏だ]」
たしかにそうだが、はっきり言うなよ······
『間違っても優希に言うなよ』
「[ああ]」
『じゃあ、優希のことよろしく』
電話が終わったあと、俺は皆の元へ。
そこには船酔いをするタコ先生がいた。
「にゅやァ······船はヤバい······船はマジでヤバい。先生、頭の中身が全部まとめて飛び出そうです」
タコ先生の頭の中身ってなんなんだ？
俺たちと同じ脳ミソ？
それとも超生物らしく粘液？
すると、倉橋がタコ先生にナイフを振って言う。
「起きて起きて、殺せんせー！！ 見えてきたよ！！」
タコ先生はナイフをかわし、顔を上げる。
「東京から6時間！！ 殺せんせーを殺す場所だぜ！！」
「「『島だーっ！！』」」
ここは沖縄の離島、普久間島。
ここで受けられるサービス料金はすべて学校が負担。
夏期講習と書いてあるが、講習期間は自由。
皆、テンションが上がっていた。
「ようこそ、普久間島リゾートホテルへ。サービスのトロピカルジュースでございます」
俺らはサービスのトロピカルジュースを受け取る。
初めてのトロピカルジュース。
俺は少しドキドキして口に入れる。
······んっ！！
甘酸っぱくて美味しい。
『······綺麗だな』
景色は色鮮やかで明るい。
海はキラキラと輝くエメラルドグリーン。
優希にも見せたかったなぁ。
俺はスマホで景色の写真を撮っていく。
もちろん、優希に見せるためにだ。
殺される予定のタコ先生も楽しそうだった。
「ホテルから直行でビーチに行けるんですね。様々なレジャーも用意してあるようですねぇ」
「例のあれは夕飯のあとにやるからさ、まずは遊ぼうぜ、殺せんせー！」
「修学旅行ん時みたく、班別行動でさ」
「ヌルフフフ。賛成です。よく遊び、よく殺す。それでこそ、暗殺教室の夏休みです」
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羽衣瑠璃(プロフ) - とまてぃーがーるさん» とまてぃーがーる。さん、コメントありがとうございます。夜中になっても読んでいたなんて少し驚きました。 (6月10日 18時) (
レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
とまてぃーがーる - 業がイケメンダァ！！！！好み。夜中の3時まで読んじゃうぐらい！（実話） (6月10日 17時) (レス) @page32 id: 9a5c8c0bcc (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃 - lokilokiさん» lokilokiさん、コメントありがとうございます。渚くんはとても優しいので、作者は好きです。 (2023年1月16日 6時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - 高岡マジで最低。渚が夢主ちゃんのことも考えていて、優しすぎる！！ (2023年1月15日 23時) (レス) @page38 id: 56bf4b609c (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃 - 祝・お気に入り登録者100人！！！ 皆さん、ありがとうございました(^.^) (2023年1月15日 11時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽衣瑠璃 | 作成日時：2022年12月31日 13時
