きょうだいの時間�� ページ24
結局······
「とういうことで、今日だけ皆さんと一緒に勉強することになりました」
「こ、こんにちは······」
人間に変装したタコ先生が優希を紹介した。
まさか、優希は今日だけE組で授業を受けることになるとは······
国家機密がすぐそこにいるのに大丈夫なのか？
「宮野、優希です······あの、お兄ちゃんがいつもお世話になっています！」
優希は俺と手を繋ぎながら、自己紹介をする。
やっぱり、不安しかない。
最悪な事態になる前にこのまま連れて帰った方が······
「······」
『っ〜！！』
自己紹介をしたあと、優希は俺の方をチラチラと上目遣い。
そして、弱々しい声で呼ばれる。
「お兄ちゃん······」
『っ！！』
······今日くらいいいだろ！！
俺は床に膝をついて優希の頭を撫でた。
『よくできたなぁ。優希、偉いぞ〜』
「······えへへ」
(((あのAがまさかのデレデレ······！？)))
そんな光景に皆が驚きながらそんなことを考えていたなんて、俺は知るよしもなかった。
「可愛い〜♡」
「優希くんの名前って、どんな漢字使うの？」
「えっと、優しいに、希望の"希"です」
少し照れながら優希は答える。
俺は内心ほっとしていた。
皆が好意的に優希を迎えてくれて良かった。
「ねぇ、今何年生？」
「2年生です」
「2年なのにメッチャ礼儀正しいな」
「にしても、Aとは顔が全然に──」
『岡島、なにか言ったか？』
「っ！？」
俺は岡島をギロリと睨んだ。
俺と顔が"似てない"は優希には禁句だ。
なぜなら、優希がこのことをとても気にしているから。
岡島は黙って首を横に振った。
ならいいけど······
優希は休学しているイトナの席に座り、授業を受けた。
そういえば、今日のカルマはサボりか。
良かった······
side:渚
なんと今日だけ、Aさんの弟の優希くんが一緒に授業を受けることになった。
なんでも、優希くんの
大変だなぁ。
優希くんは小学2年生。
授業は理解できなくて当然······だと思っていた。
なんと優希くんは、今年から中3の範囲をAさんに教わっている。
だから、殺せんせーの授業をちゃんと理解していた。
しかも理由が、勉強が大好きだかららしい。
すごすぎる······
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 132人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「暗殺教室」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
羽衣瑠璃(プロフ) - めいさん» めいさん、コメントありがとうございます。そう言ってもらえるととても嬉しいです。こちらこそ、読んでくださりありがとうございます。 (6月10日 9時) (
レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
めい - 業と夢は最高です！夢好きのユートピアです！本当にありがとうございます！！！！ (6月9日 23時) (レス) @page19 id: b6e4cc6331 (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃 - 七星 麗華 (ななぼし れいか)さん» 七星 麗華 (ななぼし れいか)さん、コメントありがとうございます。これからも更新頑張ります！ (2022年12月29日 15時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華 (ななぼし れいか) - 更新頑張って下さい！！！！！ (2022年12月29日 14時) (レス) id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃 - lokilokiさん» lokilokiさん、コメントありがとうございます。カルマくんの想いが早く届くといいんですけどww (2022年12月22日 7時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：羽衣瑠璃 | 作成日時：2022年12月13日 19時
