ビジョンの時間�� ページ19
放課後、俺たちはプールにきた。
ちなみに、カルマはサボり。
俺もサボりたかったなぁ······
俺と寺坂以外の皆は水着に着替えていて、寺坂の指示通りプール全体に散らばる。
手には対先生ナイフを持ち、殺す準備はしている。
「よーし、そうだ！！ そんな感じでプール全体に散らばっとけ！！」
『······』
偉そうな奴。
プールに入っていないのは俺と寺坂と竹林。
すると、竹林はメガネをクイッと上げて言った。
「疑問だね。僕は、君に他人を泳がせる器量なんてあるのかい？」
「うるせー竹林、とっとと入れ！！」
「フヒィ」
竹林は寺坂に蹴飛ばされ、プールへ。
お前はどこのガキ大将だよ。
次に寺坂は俺を見る。
「おい、A！！ テメーも水着に着替えて入れ！！」
『断る。第一、入る予定がないんだから水着なんて持ってこねーよ。それくらい考えろ』
「なら、そのまま入れよ！！」
寺坂は俺に蹴りを入れようとするが、俺はそれを余裕でかわす。
こいつ、動きが単純なんだよな。
あと、ケンカ慣れしてないと思う。
カルマ見てるおかげでなんとなくそういうのがわかる。
このままこいつが落ちないかな。
「チッ······」
寺坂は俺を落とすことをようやく諦めた。
「なるほど。先生を水に落として皆に刺させる計画ですか」
現れたタコ先生は余裕そう。
なぜなら······
「それで、君はどうやって先生を落とすんです？ ピストル1丁じゃ先生を1歩すら動かせませんよ」
寺坂の手にあるのは1丁のピストルのみ。
マジでこいつ、どうするつもりだ？
寺坂は銃口をタコ先生に向ける。
「······覚悟はできたか、モンスター」
「もちろんできてます。鼻水も止まったし」
「ずっと、テメーが嫌いだったよ。消えてほしくてしょうがなかった」
「ええ、知ってます。暗殺のあとでゆっくり2人で話しましょう」
タコ先生の顔が緑のしましまになる。
完全に寺坂をナメている。
しかも、暗殺も失敗をする前提で話しているし。
まぁたしかに、この暗殺が成功するとは到底思えないし······
(ナメやがって······こい、イトナ！！)
寺坂がピストルの引き金を引いた。
──ドグァッ
「「『っ！！？』」」
突然の爆発音。
耳が······っ！！
「え······」
『あっ······』
地面がひどく揺れ、俺の体がぐらつく。
そして······
──バッシャァン
俺は頭からプールに落ちた。
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羽衣瑠璃(プロフ) - めいさん» めいさん、コメントありがとうございます。そう言ってもらえるととても嬉しいです。こちらこそ、読んでくださりありがとうございます。 (6月10日 9時) (
レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
めい - 業と夢は最高です！夢好きのユートピアです！本当にありがとうございます！！！！ (6月9日 23時) (レス) @page19 id: b6e4cc6331 (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃 - 七星 麗華 (ななぼし れいか)さん» 七星 麗華 (ななぼし れいか)さん、コメントありがとうございます。これからも更新頑張ります！ (2022年12月29日 15時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華 (ななぼし れいか) - 更新頑張って下さい！！！！！ (2022年12月29日 14時) (レス) id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃 - lokilokiさん» lokilokiさん、コメントありがとうございます。カルマくんの想いが早く届くといいんですけどww (2022年12月22日 7時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽衣瑠璃 | 作成日時：2022年12月13日 19時
