絆の時間�� ページ8
シロがイトナを連れて帰ってすぐ······
「Aちゃん！！」
床に座り込む俺をカルマは抱き締めた。
『ちょっ──』
「バカ！！ なにやってんだよ！！」
そして、怒られた。
バカに"バカ"って言われた。
「触手持ってる奴に、なんで単身で突っ込んで行くの！？ 最悪、死んでいたかもしれないんだよ！！」
『う、うるせーよ！！ 結果的に死ななかっただろ！！』
てか、正直なにも考えてなかったわ。
「死んでからじゃ遅いでしょ」
『それは──』
「しかも、完全にシロに目をつけらたじゃん」
『それこそ別にいいだろ』
たしかに考えなしに突撃したのは俺が悪い。
でも、シロに目をつけられたのはどうでもいいだろ。
ストーカーとかに名前教えた訳じゃねーんだから。
「てかさ、Aちゃん弱いんだから大人しく見学していなよ」
その言葉にカチンときた。
『はぁ！？ 弱くねーし！！』
「いーや、弱いね。Aちゃんは、かよわーいオンナノコなんだし」
『"女の子"って言うな！！ そもそも、お前はいちいち俺の行動に口出しするなよ！！ お前には関係ないだろ！！』
俺の地雷を踏んでいくカルマに俺は怒鳴る。
カルマが俺を睨みつけ、俺も負けじと睨みつける。
すると······
「······へぇーなに？ そんなに、あのイトナって奴が好きなんだ」
『はぁっ？』
カルマがニヤつきながらそんなことを言った。
好き！？
それこそなに言ってんだよ！？
「『彼のためなら死んでもいいでーす』みたいな？ B級恋愛ドラマのヒロインにでもなったの？ そんなに俺より好きなんだね」
『······っ！！』
ブチッと俺のなにかが切れた。
『当たり前だろ！！ お前なんかより、イトナの方が何倍も良いに決まってるだろ！！！』
なんなんだよ、こいつ！！
なんで急にイトナが好きかどうかの話になるんだよ！！
まぁ、こんなお前なんかよりずっといいけどな！！
「『······』」
俺はカルマをもう1度睨みつけてから立ち上がった。
お前なんか知らねーよ！！
このっバカルマ！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 149人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「暗殺教室」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
羽衣瑠璃 - 空織さん» 空折さん、コメントありがとうございます。今日は更新する予定なので、楽しみにしていてください。 (2022年12月10日 16時) (
レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
空織 - 焦らずに更新してください。つづきまってます (2022年12月10日 10時) (レス) @page43 id: d73f191881 (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃 - 空折さん» 空折さん、コメントありがとうございます。これからも楽しんでもらえるよう、頑張って更新していきます。 (2022年12月6日 17時) (レス) @page2 id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
空折 - 面白かったです！続き待ってます！ (2022年12月6日 17時) (レス) @page32 id: 923c669e71 (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃 - 綾崎さん» 綾崎さん、コメントありがとうございます。誤字報告助かります。ありがとうございます！ (2022年12月5日 22時) (レス) @page32 id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：羽衣瑠璃 | 作成日時：2022年11月23日 20時
