円陣の時間�� ページ19
少し経って試合再開。
「[いくつかの指示を出して理事長先生が下がりました！！ さぁ、ここからどのように······こっこれはなんだー！？]」
5番の前原がぎょっとする。
でもそれは当然のこと。
なぜなら、野球部が守備を内野に集中してきた。
「[守備を全員内野に集めてきた！！ こんな極端な前進守備は見たことない！！]」
はい、アウトー。
完全にバントしかないって見抜かれたな。
「ダメだろ、あんな至近距離で！！ 目に入ってバッターが集中できねぇよ！！」
『まぁ、それも狙いなんだろうな』
「それに、ルール上ではフェアゾーンならどこを守っても自由だね。審判がダメだと判断すれば別だけど······」
『無理無理。審判の先生はあっち側の人間。ダメって言うはずがないじゃん』
俺の言葉に男子たちは頷く。
進藤が威圧するようにストレートで投げる。
「[内野のプレッシャーにビビったのか、5番前原！！ 真上に打ち上げてワンナウト！！]」
次は岡島の番だ。
岡島はタコ先生に助けを求める視線を送る。
さて、タコ先生はどうするんだろう？
俺らはタコ先生を見る。
タコ先生は �’鬆� ��白→ �Ｆ�を抱える······
(((打つ手なしかよ！！)))
こうして、あっという間に3アウト。
攻撃と守備を交代する。
うちのピッチャーはもちろん杉野。
杉野は変化球を投げ、なんとか得点なしで交代。
「Aちゃーん」
『どうした、カルマ？』
「足元見てみ」
『ん？ ······ぎゃっ！？』
足元には巨大ななにか。
俺は驚きのあまりそれを踏もうする。
······が、それは俺の足を避け、俺はタコ先生だと気づく。
「Aさん！！ 踏もうとしないでください！！」
『じゃあ、足元に出てくんな！！ 心臓に悪いだろ！！』
一瞬、新種の巨大モグラかと思ったぞ。
『······で、なんの用？』
「次の打順はカルマくんからです。その前に、2人で挑発して揺さぶってみましょうか」
『俺も？』
「はい。2人がやればイラつき度は倍！！ Aさん、自信を持ってください！！」
嫌な確信と持ちたくない自信だな。
俺はカルマを見る。
『······監督の指令だ。やるぞ、カルマ』
「りょーかい♪ Aちゃん」
カルマニヤリと笑った。
俺もニヤリと笑う。
(ヌルフフフ。こういう時のお2人は、誰がどう見ても似た者同士ですねぇ)
俺はタコ先生がメモを取っていることに気づかなかった。
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羽衣瑠璃 - 空織さん» 空折さん、コメントありがとうございます。今日は更新する予定なので、楽しみにしていてください。 (2022年12月10日 16時) (
レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
空織 - 焦らずに更新してください。つづきまってます (2022年12月10日 10時) (レス) @page43 id: d73f191881 (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃 - 空折さん» 空折さん、コメントありがとうございます。これからも楽しんでもらえるよう、頑張って更新していきます。 (2022年12月6日 17時) (レス) @page2 id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
空折 - 面白かったです！続き待ってます！ (2022年12月6日 17時) (レス) @page32 id: 923c669e71 (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃 - 綾崎さん» 綾崎さん、コメントありがとうございます。誤字報告助かります。ありがとうございます！ (2022年12月5日 22時) (レス) @page32 id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽衣瑠璃 | 作成日時：2022年11月23日 20時
