克服の時間�� ページ44
あのあと、ロブロさんが烏間先生に暗殺を仕掛けたらしい。
まぁ、失敗に終わったらしいけど。
そしてそのままなにごともなく授業は進み、お昼休みに入った。
俺はいつも通り栄養補給ゼリーを飲む。
今日はブドウ味。
薬みたいな味がするその不味さもいつも通りだった。
たまには、蒟○ゼリーにしようかな？
「お、見てみ、Aちゃん。渚くん。あそこ」
ん？
パンを齧るカルマが指差したのは、木にもたれてハンバーガーを食べる烏間先生。
「······ああ。烏間先生。よく、あそこでご飯たべてるよね」
茅野の言葉に俺は"ふーん"と言って終わらせる。
だって、烏間先生にはあんまり興味ないし。
······が、
「その烏間先生に近づく女が1人」
あっ······
「殺る気だぜ、ビッチ先生」
『······ふーん』
「あれ？ Aちゃんは興味ないの？ ビッチ先生の残留」
『まったく』
俺はそう言ってゼリーを一気に飲み干す。
だって、イリーナ先生は仕事でここにいる。
人には向き不向きがあり、イリーナ先生はここに向いていないとロブロさんが判断した。
なら、ここを出ても仕方がない。
それに、俺はいちいち寂しいとか思うような人間ではない。
「ビッチ先生のこと好きなのに？」
『はぁっ！？』
俺はカルマの言葉に驚いた。
好きぃ！？
こいつ、なに言ってんだ！？
「あっ！ もちろん、LIKEの方ね。LOVEは俺限定だから」
『な訳あるかぁ！！』
「いたっ！」
俺はカルマの頭を引っ叩いた。
「ほんと、照れ屋だよね。たまには素直になりなよ」
『ああ、そうするわ！！ もちろん、お前な前以外でな！！』
(((痴話喧嘩するなら、教室の外でやれよ······)))
俺はカルマを睨みつける······がやめた。
こいつは話が通じないから睨むだけ無駄だと判断したから。
あとこいつ、俺が睨むと楽しそうな顔をする。
理由は怖いので絶対に聞かない。
「で、Aちゃんはどう思う？ ビッチ先生殺せると思う？」
『······イリーナ先生の作戦次第だろ。イリーナは色仕掛けが得意。それに対して、烏間先生には色仕掛けは通じない。圧倒的にイリーナ先生の方が分が悪い』
イリーナ先生はハニートラップ専門の殺し屋だと言っていた。
ナイフ術は俺たちと同じくらいだと。
烏間先生は防衛省の人間。
俺たちに体育を教えれるほど運動ができる。
さて、どうなるんだろうか······
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羽衣瑠璃(プロフ) - とまてぃーがーる。さん» とまてぃーがーる。さん、コメントありがとうございます。そう言ってもらえるととても嬉しいです。 (6月10日 9時) (
レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃(プロフ) - ！さん» ！さん、コメントありがとうございます。まだ続きがありますので、読んでくれると嬉しいです (6月10日 9時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
！ - 続きをお恵みくださいm(_ _)m (6月9日 22時) (レス) @page29 id: b6e4cc6331 (このIDを非表示/違反報告)
とまてぃーがーる。 - 心臓が死にそう！！！最高です！本当に！世界中の夢好きを堕としにくる作品です！ (6月9日 22時) (レス) @page28 id: b6e4cc6331 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽衣瑠璃 | 作成日時：2022年10月24日 21時
