９：ｓｇ ページ9
.
じゅんたと小瀧がけんかしました。原因は去年と同様に９月半ばからじゅんたの誕生日まで１日ずつシールを貼ってカウントダウンしていくなんちゃってアドベントカレンダーに貼り忘れをみつけた小瀧が勝手にシールを貼ってしまった。それだけ。ただそれだけのことなんだけど毎日シールを貼るのをたのしみにしていたじゅんたにとっては大きな出来事で、小瀧もすぐに謝ればよかったのに「良かれと思ってやっただけやん」とヘソを曲げてしまい、なんだかんだで２日もくちを利いていない。
赤「いい加減意地張ってないで謝れって」
桃「……」
黄「素直やないなぁ……うわっ、やめ、こそばいて」
赤「……こっちもいろいろ困ってんねん」
怒ったじゅんたは見せしめのように小瀧がよく戯れついている�陲舛磴鵑反世舛磴鵝�仲のいい流星を自分の近くに置いた。そうなるとじゅんたには近づけないし手持ち無沙汰の小瀧の標的は淳太になるから非常に困る。俺が。
一刻もはやく仲直りしてほしい…！
「たんじょおびかい…？」
橙「そう。じゅんたくんの誕生日におともだちを呼んでみんなでパーティーしてお祝いすんの。どう？」
「やる！じゅんたおたんじょおびかいやりたい！」
橙「ほな招待するおともだち決めて招待状書こっか」
「しげもじゅんたのたんじょおびかい きたい？」
赤「そりゃ行きたいよ〜招待状来おへんかなぁ〜」
「ふふふんっ！まっててねえ！」
困った時の桐山大先生。じゅんたと小瀧の仲直りのきっかけに誕生日会を提案・計画してくれて、じゅんたもノリノリで招待状の作成に取り組んでいる。はまちゃん…あきと…りゅうせ……とメンバーの名前が続々とあがるなかなんとか俺の参加も約束されたが、ただひとり名前のあがらないやつがいる。
赤「あとは小瀧やな」
「……のんちゃんはおよばれしない」
赤「ええ…仲間外れみたいやんか…呼んだってや」
「……」
橙「のんちゃんとケンカしたままでええの？」
「いいもん」
橙「ふふっ、いいと思ってる子の顔やないやん。のんちゃんとケンカしたまま、もやもやしたまま、誕生日を迎えるより仲直りしてのんちゃんもじゅんたくんもたのしい気持ちで迎える誕生日にしたほうがいい１年になるような気があっくんはするけどなぁ？」
「……のんちゃん…きてくれるかな…」
赤「来てもらえるように招待状書いて出そうな！」
数日後、それぞれの郵便受けに可愛らしい��誕生日会の招待状��が投函されていた。
→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 399人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：26 | 作成日時：2022年5月26日 11時
