３４：ｈｍ＋α ページ34
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淳太の提案は俺たちが日常的に撮りためて淳太の誕生日に渡していた動画をみんなで観る、という至ってシンプルなものだった。この鑑賞会で解決しなくても何かのきっかけになればいいと話してくれたがＰＣとプロジェクターのセッティングに手こずっている。
赤「�陲舛磴鵝�俺やるから代わって」
紫「でもしげちゃんいい感じやったやん」
俺が淳太のフォローに回っているうちにメンバーはじゅんたとの距離を縮めようと必死。前回より好感触っぽい。なかでもしげちゃんはタッチしたり、こちょこちょしたり、じゅんたもにこにこしててハートを掴んでんなーと横目で見ていた。
赤「ならええんやな、大人もちびも俺がいただいて」
紫「……これ繋いだらＰＣのほうで調節して」
いいわけあるか。
そこは俺のポジションやったんや。譲ってたまるか。
紫「じゅんた、�陲舛磴鵑里箸蓋�やすいでくるか？」
「……」
紫「マネージャーと一緒においでや、な？」
「ん」
プロジェクターを正面にマネージャー、じゅんた、俺とならんだところで準備が整い、動画が再生された。
橙「わっ、懐かしい〜！赤ちゃんやーん！」
桃「俺らも若っ！」
緑「かわいい〜！」
青「当時と同じリアクションしてるやん」
赤「これいつや？…ぁあ、あれか！」
若干の恥ずかしさから照れ隠しにツッコミを入れながらケラケラ笑ってたはずが視界が滲んできた時だった──ぎゅっと小さな手が俺の裾を掴む。
紫「……へっ」
「はまちゃんおなかいたい？」
紫「……ゔん」
「うーん…はっ！」
熟考したのち何かをひらめいたじゅんたはぴゅーんと部屋の角まで走っていくとお昼寝スペースからブランケットを引っ張り出してもどってきた。
「とんでけもする？」
紫「……しゅる」
桃「え、きしょ」
赤「〜〜〜じゅんたっ！おいで！」
「やだ！はまちゃんがいーいっ！」
紫「！！！！！！！」
・
・
・
じゅんたの気まぐれな人見知り期間を乗り越え、俺たちもじゅんたをマネージャーに任せっきりにしていたことを反省して一件落着かと思ったが。
「はまちゃん」
紫「んー？」
「じゅんたね、りゅーせとたべたい」
紫「えー！いやや！」
青「じゅんた、�陲舛磴鵑反�べたり」
「んもう！しょうがないなぁ！」
紫「〜〜〜♪」
じゅんたが�陲舛磴鵑法△任呂覆�、�陲舛磴鵑�じゅんたにべったりになってしまった。
…まさかじゅんたのやつ、これを狙って！？
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作者名：26 | 作成日時：2022年5月26日 11時
