Holy cow！３（JW） (ページ12)

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　スタッフが持ってきた風船をつかったボイトレのようすを物珍しそうにみていたじゅんたはレッスン終了と同時に「おわった？」と確認してスタッフのもとにダッシュ。念願の風船をゲットして、顔を真っ赤にして一生懸命膨らませてる。(まったく膨らんでない)

紫「おなかにちからいれて！〜〜っ！」

「きゃあ！はまちゃんすごぉい！」

一気に膨らんだ風船に大喜びのじゅんたは、濵ちゃんが風船から指を離して下品な音を立てて空気が抜けていくさまにキャッキャッ言いながら床に寝転がって大爆笑。あれだけもっかい！もっかい！とアンコールして盛り上がってたのに濵ちゃんが変顔を添えてちょけだした途端スンッと冷める。神ちゃんと風船でバレーはじめましたわ、球技苦手同士やけど風船なら続くらしい。

黄「……うわ、風船膨らましとる」

赤「うえーい！風船攻撃ィ〜！」

黄「そのキュルキュルやめろ！」

トイレから戻ってきたばっかりのくせに「おしっこ行きたなんねんって！！」と嫌がる淳太を膨らませた風船を指先で擦りながら追いかけまわす。

赤「じゅんたも追いかけっこするか？」

「う？」

赤「淳太と濵ちゃんを追いかけんねん」

「する！おいかけっこするー！」

赤「よっしゃ。ほな、この風船渡すわ！」

「……っ！」

風船が苦手な年長組が流星と小瀧の影から「おまえいい加減にせぇよ！」とか「割れるからやめろー！」と野次を飛ばしているなか、追いかけっこに参戦するじゅんたに風船を渡そうと掴んだ刹那にキュル…と淳太が苦手とする音──ところでじゅんたは大丈夫なのだろうか──様子をうかがうともじもじして右手は大事な大事なアレに触れている。

赤「……」ｷｭﾙ

「……ひっ！」

赤「……」ｷｭｷｭ

「……いっ！」

赤「……」

「……しげ…おしっこ…でたぁい……」

赤「お、おおう、急げ〜！」

ぎゅっとして足踏みをしてるじゅんたを担ぎあげて大慌てでトイレに一直線。すっきりして戻ってきたら風船はすべて処分されていて、残念〜なんてじゅんたと戯れてたら照史が「じゅんたくんおいで」って──淳太と濵ちゃんを筆頭に俺とじゅんたのやりとりを見ていたメンバーたちにこっぴどく怒られました。

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