Holy cow！３（JW） (ページ2)

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２：ｋｍページ2

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「きゃあー！」

　とある日の朝、朝食後いつものようにラウンジのプレイスペースで遊んでいたじゅんたがいきなり可愛らしい声をあげたと思ったら両目を手のひらで隠すようにあてがったまま固まってしまった。

緑「おーい、じゅんた。どうしたあ？」

「りゅーせ…かっこいいなってる…！」

ぽつり、か細い声でつぶやかれたそれはなぜだかよく通ってラウンジでそれぞれ作業をしていた──起きがけで寝ぼけてる流星以外の耳にしっかり届いた。

朝にそんな出来事があってからというもの──

「りゅーせ！りゅーせ！こっちみて！」

青「ん？」

「んぅ♡りゅーせかっこいいねえ〜♡」

青「あはは、なんやそれ」

──と、まぁこんな感じでいちゃいちゃしている。

最初こそ学校のアイドルに恋しちゃった乙女みたいに物影からコソコソ流星の姿を眺めてきゅんきゅんしてて、いざ流星本人が近づいてくるとはずかしくて逃げてたんだけど良くも悪くもお構いなしの流星に捕まってからは付き合いたてのカップル状態。

赤「なんなんやあれは！流星髪切っただけやん！」

黄「昨日仕事の合間に美容院行って、夜遅くまで仕事してちびが寝てから帰ってきたからなー…」

赤「短髪似合っててるけども…だからってあんなふたりの世界〜きらきら〜みたいになるか？流星も満更でもなさそうな顔しやがって…腹立つわー！」

黄「そら相手が子どもだったとしても褒めてもらえたらうれしいやろ。それにしてもあの顔やとどんな髪型も似合うねんな…ええなぁ…」

紫「はまちゃんと結婚する〜！言うてたんに…！」

黄「結局は顔よ。流星顔いいもん、な、神ちゃん」

緑「やめて！そこで俺に振らんといてもろて！？」

たしかに流星の顔ファン公言してるし、過去の髪型をならべてじゅんたとああだこうだ言いたいなとは思うけど、あなたの背後で嫉妬の炎をメラメラ燃やしている濵田重岡がいろいろな意味で恐ろしく、絶対に巻き込まれたくないので。

「あー…りゅうせえどこいくのぉ」

青「水飲むだけやで。じゅんたも飲むか？」

「うん！」

青「へーい」

洗いものを増やしたくないだけだろうけど、ひとつのコップに注いで先にじゅんたにあげてから残りを飲む流星…スマートすぎて濵ちゃんとしげ泣いてるやん。

赤紫「…俺も髪切ろうかな」

黄「そういう問題とちゃうて。重要なのは顔やで。」

流星の顔大好きな俺が言うのもあれやけど…

緑「やめたげて！？」

補足：黄は赤紫の顔も好きです。