44：ｓｇ（★） ページ48
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目の前には淳太とじゅんたが並んで座っていて、当たり前だけどじゅんたは淳太の面影があるから側から見ると親子みたいで「この場合父親は俺か！？」なんて場違いな妄想にニヤけていると電話を終えた神ちゃんに小突かれた。
緑「各所連絡済みやから病院行こか」
黄「なんも問題ないけど…まあ…せやな」
何かわかったらすぐに連絡してくれ！とギリギリまで大騒ぎした仕事組(桐山・藤井・小瀧)を送り出すとマネージャーの車で病院に向かった。
黄「�陲舛磴鵑鵬�いてるとは聞いてたけど…」
緑「おーいつもべったりよ」
黄「なんかもうほんまの親子みたいやな」
赤「はあ！？」
検査を終えて結果を待っている間、ご厚意で通してもらった空部屋でじゅんたと�陲舛磴鵑�遊んでいる様子を眺めていた淳太がぽろっとこぼした言葉に噛み付くと淳太は「やっべ！」と言いながら�陲舛磴鵑燭舛里發箸愼┐欧拭�
緑「…あーあ、ありゃほんまの家族みたいやなぁ」
赤「……神ちゃんまでなんやねん」
緑「え？あはは。しげどんまいっ！」
赤「〜〜〜っくそ！」
そうこうしているうちに検査結果が出て、淳太・じゅんたともに異常無しとわかってすぐに帰宅。
緑「ふたりに異常がなくてほんまよかったけど、何にもわからんかったな…」
赤「今更感あるけどな」
紫「せやなぁ」
新たにひとつシールが増えたカレンダーを大事そうに抱えて眠っているじゅんたを眺めていると、ふと嫌な予感が脳裏に過ぎって徐に頭を振る。
黄「…しげ？」
赤「なんでもない」
黄「…ちょっとしげ借りてくな」
腕を引かれ連れてこられた淳太宅。訳もわからず通されたリビング、淹れたてのコーヒーが目の前に置かれた。
黄「ちびが�陲舛磴鵑个辰�り構うから拗ねた？」
赤「ちゃうわ！俺はただ…っ」
黄「俺はただ？」
ほんまにこいつはずるい男や。
いつだってさらりと俺の本音を聞き出してきよる。
赤「じゅんた…ちびが誕生日楽しみにしてんねん」
黄「そうみたいやな」
赤「シールの貼られたカレンダー見てたら怖なった」
──じゅんたが居なくなるカウントダウンみたいで。
黄「…あいつは居なくなったりせんよ」
赤「なんでそんなこと言い切れるん？」
黄「うーん……まあ同じ��じゅんた��やからな」
ほんまにこいつはずるい男や。
いつだってさらりと俺の本音を聞き出して、俺の悩みを一瞬で消し去ってしまうんだから。
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作者名：26 | 作成日時：2021年8月21日 17時
